レッスンログ 11月10日

学校のストライキで三連休だったご家庭も多かったことと思います。

お天気に恵まれてよかったですね!


さて、レッスンログです。

〈ひばりクラス〉


先週よりも調子があがってきています。

細かく細かく指導していますが、あと少し。意識をあげましょう。


マイバラード

Sop.とAlto.のハーモニーが、どんどん正解から離れていってしまっています。

録音をよく聞きましょう。自分の声はどれかわかるはずです。

もっと自分に厳しく。低かった、高かった、どうしてずれた、

考えられることはもっと考えましょう。



君の名は

細かくいきます。誰のせい、とかではなくひとりひとりが

直さないと良い合唱に仕上がりません!


夢灯籠

最初のDuo、音程のブレが気になります。

♪せかーいのー はじっこまで ←の音。狙えてないね。

♪届いたりしたら いいのになー ←気、抜かない。音程。


全員、

♪二人で せーので 言おう ←「いおう」がよく聞こえない。音がない。

いつかいこう 全生命も 未踏未開拓 ←ソプラノ、一個ずつ丁寧に。


前前前世

アルト 三度上のハモリは思ったより難しいよ!がんばれ!

♪おそーいよとー Ah----- ←狙えてない。でかく歌わない。美しく歌う。

♪むしろ ゼロからまた 宇宙をはじめてみようか ←全部うわずる。音の真ん中狙う。


全員

♪Wow----  ← 動いてても音大事に。最後のハモリ、ソプラノ音がずれていっちゃうよ!

        アルト、Ah---Ah---の下がり、音よくきいて。


Sparkle

これはSop.4人とも雑に旋律歌わないように、気を付けよう。

音の入り、切りがもっと丁寧にできたら上手に聞こえます。^^


♪ たがいの 砂時計 ←入りが・・・!!!ずれる!!!!

♪ 運命だとか 未来とか ←高い音の音程、もっと高めにとらないとアルトはもれない。

♪ 時計の針も 二人を ←これも同じ。


Alto.、ソロの旋律は文句なし。大丈夫!

三度上のハモリのところ(サビ)を丁寧に歌えば完璧。


なんでもないや

最初のソロ、お見事。緊張に負けないようにがんばろう!


Sop あなたたちはひとりひとりとても優しい。

だからその優しさを声に乗せて、あたたかく息を出してごらん。

決して喉で歌わないように気をつけて。

後半、転調してからの

ら タイムフライヤー 時を 駆け上がるクライマー ←は、

フレーズの始まりの下の音「ラシ」がはまらないね。

同時に、上の音の「ミレ」も正しく。

全部の音を狙うんだけど、フレーズの出だしは特に冷静に狙っていこう。


Alto. 難しい移り変わりをよく歌っています。サビのハモリがどうしてもまだ

ハマっていないので、ピアノでしっかり音取り直して、今できることを

最大限やってちょうだい。


以上です。ひばりちゃん、がんばろう!



〈ひよこ③〉

最後まで通りましたね!!すばらしい!一生懸命ついてきていますね!^^

この日は一期生が入っての、初めてのレッスンでしたが、

大変立派に、三期生のレッスンに色を添えてくれましたね。

さすが3年目です!


三期生、6~7歳の子達は自発的にだいぶ音楽を捉え演奏できています。

とにかく楽譜はまる覚えしてしまうこと。

音楽を始めて1年目のビギナーに大切なことは、

音楽を耳から、身体から感じて叩くことです。その感覚を磨いたうえで

セオリーを学び頭の中で一致させていきましょう。


4~5歳の子達は、もっとおうちで練習を重ねましょうね。

まだ音楽自体が頭に入っていない様子が伝わってきます。

こどもは音楽まるまる聴いて覚えることは大人より早く、聴けば聴くほど

できるようになるものです。曲の流れを完全にわかってからでないと

どんなに演奏をがんばろうと思ってもついてこれませんので

BGMとしてたくさん聴かせて、自信を持って演奏できるよう頑張りましょう。


次回からはいよいよ、通し練習です。前を見る。しっかり立つ。フラフラしない。

演奏態度も立派な「音楽を発表する」ひとつですよ。^^

皆のすばらしい姿に期待しています!


〈全体合唱〉

ひばり~ひよこの全体がまとまった、良い声になってきています。

三期生も立派に一期、二期に混じって集中力を切らさずに

頑張っていて大変立派です!


前回皆さんの前でお話したように、合唱、オーケストラ、吹奏楽、など

大編成の音楽を作るときには、fを鳴らせる練習をまずはします。

どういうことかというと、札幌雪祭りを思い浮かべていただいて、

あの雪像を作るためには、まずたくさんの雪をもりもりに盛りますね。

これでもか、というほど盛って固めて、この時点ではただの雪山、

削りの作業に入ってだんだんと芸術的な形になっていくわけです。


音楽も同じで、雪山みたいにまずは大きくfを響かせる練習からします。

鳴って、皆の声が音がしっかり鳴って響くようになってから、

削りの作業や、整える段階に入るんですね。


雪山もりもりにするまでもとても大変なんです。まず鳴らすためには

発声練習も然り、音程を正しく把握できるこどもに育てあげなくてはならない。

ただがむしゃらに声を出せばいいのではなく、正しい音で歌うことを

理解させ、それができるようになるまで2年はゆうにかかります。

歌を始めて数ヶ月で完璧はありえない、ひよこクラスを今年始めた子達は

まだまだ時間がかかります。ただひたすらに訓練を積む、積む、積む。

それしか近道がないんです。


そのうえで、歌詞を全部覚えること。

せっかく音程どおり歌えても、歌詞がでてこなかった何にもなりませんね。

とにかく覚える。ひたすら繰り返す。文字は入りやすい子は文字を追わせる。


さて覚えた、じゃあどこを見て歌えばいいのか。

今ここが、皆の立っている「現在地」ですね。

前を向こう!!!!前を向きましょう!!!目が泳がない!!!

おへそ動かない!!!くちが他所を向かない!


やっとここまで来て、雪山を盛れたとこなんです。長い道のりでしたね。

ここから美しく形を整えていくわけですが、レッスンで今回指導したそれこそ

削り作業、ですね。バランスを整えていく。

レッスンで注意されたことを、思い出して、練習してもらいたいと思います。

同時に、皆はここまでたどり着いたんだ、と思って、あと一歩

今家でできることをもう一度頑張ってみましょう。


まず、だいたい歌えるようになって、もう一生懸命歌の練習をしなくても大丈夫かな、

とご家庭で思ってしまっても、伴奏なしで一回お子さんに歌わせてみてください。

音がちゃんととれてるかな?歌詞、あやふやになってないかな?と

☑してみてください。伴奏なしで発揮されるのが本来の力。

これで歌えていなかったら、まだ自信を持ってできていない、ということです。

「さらいなおし」とても大事な過程です。トライしてみてください。


全クラス、合奏はかなり形になっていますので、歌をとにかくもっと

入れていきましょう。吹けば鳴る、叩けば音が出るものと違って

歌は自分の身体が楽器です。

本人が鳴らす練習をしなければ、歌えるようになりません!!!

いつまでも音がとれなくなってしまう。もったいないです!こんなに一生懸命な子達です。

絶対にもっとうまくなりますから!

たかが合唱と思わず。本来、合唱のお教室ですから!!!歌、がんばりましょう。



〈Play In〉

とっても上手です!いいですね!楽しんで歌いましょう!^^

費用納入明細に、Play In参加の保護者名を記載する箇所がありました。

あの時、名前を書かなかったけれども、やっぱり本番に出たい、と思っていらっしゃる

お父さん、お母さん、いらっしゃいましたらご連絡ください。


さて、次回はアンコール曲に入ります。

今日Googleドライブで音源をシェアしますね!


〈ひよこ①②合奏〉

よし!!!!!!いいです、だいぶまとまっています。

とにかく、要所要所でテンポを確認しましょう。

人間ですから、走ってしまう(走る=演奏テンポが早くなってしまう)ことが

よくあります。それを制御するのが指揮ですが、音楽がノッているときは

そのまま突っ走らせる、それも指揮の役割です。

しかしそれは、音楽が全体としてノッていて、全体が合っていれば、のお話。

誰かひとりが、パートが、ピアノが、単独ダッシュしていたら

気付かせて足並みを揃えさせる必要があります。


演奏者は全員の音なんて聞こえません。

スネアが鳴ったらスネアの音しか聞こえない子もいる。

同様に、それがバスドラだったり、シンバルだったり、ピアノだったり

自分のいる位置に近い、音の大きい楽器しか聞こえなくなります。

でも全員が正しいテンポで演奏し続けることはできないんです。

そのために指揮がいますから、最初のテンポ出すだけが私の仕事じゃ

ありませんから、ちゃんとみましょう。要所要所。みる。大事。


家で今できる練習は、もう反復練習だけだと思います。

最初はあんなに苦労した譜面も、今となっては完全にクリア。

「もう余裕でしょ?」の問いに、自信満々で手を挙げられるまでに全員が育ったこと

大変すばらしいことです!本番まで二週を切りましたので

まずは毎日5回通す。レッスンでは集中して先生のお話をきく。

それだけで大丈夫です。


くるみ割り人形、とっても上手な演奏ですよ!がんばりましょうね!










KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。