レッスンログ 3月13日

ロックダウンの休講をはさみ、二週ぶりのレッスンでしたね!

欠席もなく、元気なお顔で皆さんにお会いできてとても嬉しかったです。^^


さて、今週のレッスンログです。

〈Amabile〉

「おはよう!」の挨拶に、はにかんだ笑顔で「おはよう・・・^^」を

返してくれるようになってきたAクラスの子供達。

週を重ねる度に、私との距離感も徐々に縮まってきた気がして

嬉しいです♡そしてかわいいです♡


リトミックややまびこさん、そして「たん」と「うん」のクイズなどにも

次第に積極的に反応し、答えるようになってきてくれたこと

大きな成長です!花まる!


さて、この日は「いとまきまき」を

・こびとさん(普通のテンポ)

・ぞうさん(ゆっくり)

・りすさん(早く)

の3パターンで歌って、お靴を作りましたね!

皆とっても素敵な笑顔で糸をまいてくれました。


最初のうち、幼児期は手遊びをしながら歌う、という行動が

すぐにはできません。動く、または、歌う、のどちらかに

集中してしまうものです。


まずは、

「音を聴いて、正しいテンポを把握し身体を動かすこと」

を1番最初の目標とします。

それができて、次のステップが

「その動きと一緒に口が動く(歌う)」です。

またまたアドバンスになると

「正しい音程で歌いながら動けるようにする」

ここまでこれたら、だいぶ成長している証拠です。^^

幼児1年目のAmabileクラスが終わるころには、立派に

最終段階まで来れますので、楽しく、そして積極的に

KANADEのレッスンを楽しんでください!


新しい歌「手を叩きましょう」では、これまで習った「たん」と「うん」を使って、

歌全体にリズム手拍子を入れて楽しみましたね!

まずはこのお歌を、手拍子なしで歌えるように覚えていきましょう!


その後に、習ったリズムを手拍子で練習してみます。


♪てをたたきましょう、

♪あしぶみしましょう

この二つのリズムパターンを自発的に読めるように、

おうちでやってみましょう!


そして、大変優秀な皆さんは進みがとっても早いので、

本当は次回やる予定だった「音の名前を覚えよう!」に入りました。

次の土曜に、こちらはじっくりとやっていきます。^^



〈Brillante-1〉

鍵盤ハーモニカ実習、皆とてもよく頑張っていますね!

「みんなの鍵盤ハーモニカ」の練習欄がびっしりと埋まっていて

毎日10回ずつやっている、という子も多くみられました。拍手!

そして可愛いシールが貼ってあって♡

子供達のモチベーションもあがっているのがわかります。


練習量は上達に比例します。

特にこの基礎段階ではその見え方が大変クリアです。

レッスンでやってみて、皆がどれだけおうちでよく頑張ったか

伝わってきていますよ!成果はちゃんと見えています。はなまる!


今まだ「かんたんー!」と思える楽譜のうちに、

しっかりとタンギングや指の基礎を身につけておくことで、

今後の伸びが各段に違ってきます。

練習のルーティーンを作っていくこと、これが今年の目標です。


「み」「ふぁ」「そ」の練習を経て、

いよいよ「どれみふぁそ」が混ざった楽譜に挑戦です。

楽譜の読みは、このクラスは全員大変よくできます。

練習前は必ずソルフェージュで歌ってから、頭の中に

曲の流れを入れてからスタートしましょう。

「Tu」を忘れずに。


次の曲「もりのよあけ」は、最終テンポを90でやってみます。

まずはゆっくりの80からスタートし、できるようになったら

90に上げましょう。


以前に、メトロノームはアナログの方が絶対に良いという話を

しましたが、おうちにない方は、こんな便利動画をみつけましたので

目の前に画像を出しながら練習するといいかもしれません。

歌も楽器演奏も、自分の出している音の方が大きいので、

メトロノーム音が聞こえないことがよくあります。

目視で振り子を確認できると、どんなに聞こえなくても

打点が見えるのでズレなくなる、これができると

指揮を見て打点を把握できる、という風につながってきます。

音楽力の向上のためにとても大切なことですので、

是非練習に取り入れてみてください。^^



〈Brillante 合唱

みんなのお歌がどんどん上手になるので、先生はとっても嬉しいです!

発声練習では鏡を見ながら、自分のお口がちゃんと開いているかどうか

確認しながら声を出しています。(とてもかわいい♡)


さて、「山の音楽家」では、習った強弱記号を使って

自分で書き込みながら、どう歌ったら表現力が豊かに

楽しく歌えるかをレッスンでやっています。

このクラスの子供達は大変積極的で、自ら楽譜を見て

「あ、ここがフォルテ(f)だ!」など一生懸命書いています。

質問する子も多く、学習の意欲を感じます。素晴らしいですね!

5番まで通して歌唱してみましたが、強弱やアーティキュレーションを

身体全体を使って生き生きと歌っていてお見事でした!


本当は今週動物チーム分けをして歌ってみたかったのですが、

あいにく時間切れになってしまったので、次回やってみます!

そして新しい歌を配布しました。

「おばけなんてないさ」です。

毎回思うことですが、こういった童謡の参考動画を貼るために

いいのないかな~と探していますが、

あまりマネしてほしくない歌い方の動画が多く、なかなかに苦労します。

音程しゃくらないでほしいんです・・・

(そういえば、これ↑いきものがかりの人ですね。)


こちら、絵本の読み聞かせ動画がありましたので貼っておきます。

懐かしいです、せなけいこさんの絵本。大好きでした!



〈Brillante-2〉

スティック練習、一生懸命リズムを読みながら頑張りましたね!

一見退屈な感じがしますが、スティックと仲良くなって

色んな楽器を好きになってもらえたら嬉しいです。^^


B2クラスの皆さん、Aクラスだった時と比べて随分と成長したな、と

感じるのが、全員が確実にテンポを聴いて拍を感じることができるようになっている、

ということですね。合唱や合奏などで、たくさんの音楽に触れ

リズム感が養われています。素晴らしいです!


さて、レッスンではスティックの持ち方のおさらいや、

スティックの先がとっ散らかっていかないように、や

角度や高さにも注意しながらやってみましたね。

先生うるさいなぁ、と思った事と思いますが(笑)

これからの合奏で役に立っていきますので、忘れないようにしましょう。


いよいよB2も合奏に入ります。「茶色の小瓶」です。

この子達は去年鍵盤ハーモニカ実習で結構レベルの高い事をやっていますので

今回の譜面は、読むことだけは割と簡単に感じると思います。


鍵盤(木琴/グロッケン)は旋律を叩き、

太鼓系(小太鼓、テナードラム、シンバル、タンバリン)はリズムですね。

今回のパート分けに関していうと、鍵盤は3人とも同じ音、

太鼓は4パートどれも同じくらいの難易度、さらには練習曲ということもあり、

好きなものを選んでもらっていますが、最終的に生徒のスティックの

得手不得手を見ながら調整させてもらいました。


★練習について★

鍵盤

ソルフェをまず完璧にできるようにしてから叩く練習をしましょう。

鍵盤にマレットをぐりぐり押し付けないよう

スティック練習と同様に、跳ね返るリバウンドを感じて叩きましょうね。


太鼓

リズム譜が久しぶりだと思いますので、

上下どちらが自分のパートか間違えないよう

まずは音源を聴きながらリズムを読みましょう。

今持っているスティックとマットでまずは練習してください。

タンバリンの子は手拍子で練習を進めましょう。

次回のレッスンで楽器を貸与します。


最終テンポは120ですが、今週は100で練習してください。

Googleドライブに音源を上げておきます。



〈Cantabile〉

「この山光る」のペア歌唱を行いました。

昨日のメールにも書きましたが、緊張と闘いながらも

一生懸命に歌う姿は大変立派でしたよ!^^

全てのペアに対し、良く歌ったね!上手だったね!と沢山褒めています。


「途中で音がちょっとつられちゃった!^^」という子もいましたが、

素晴らしい特筆点は、調子の外れた音で歌った子がいなかった、ということ。

アルト歌唱中にソプラノに一瞬まじっちゃった!(逆も然り)ということが

あっても、完全にずれた音を歌った子はいませんでした。

ファンタスティック。

幼児期からこれでもか、というほど正しい音程で歌わせるレッスンを

日々重ねてきた成果が!!!!ちゃんと出てて泣けます!!!


皆一様に緊張したし、恥ずかしいし、心臓が飛び出そうだったと思います。

いつも合唱で歌っているときの声量よりも小さかったかもしれません。

だけど評価する点はそこではなく、勇気をもって登壇することの素晴らしさ、

人前に立つ怖さを感じつつも自分の練習の成果を出せたこと、これが

何より素晴らしい事です。


これは子供達にも話しましたが、音楽をするということは、そういうことです。

演奏する側がいて、聴き手がいる。音に乗せて表現をする喜び、人に聴いてもらう喜び。

怖くて当然、緊張して当然。でもこれを越えて、拍手の中で幸せを感じられるのです。


クラスの中には、前に立って歌うことをいとわない子もいます。

むしろ人前で歌う事が大好きな子、たくさんいます。

この子達は最初からそうだったのか、といったら決してそうではありません。

この子達は、人より練習して、自信をつけて、上達した自分を自覚しているから

「皆の前で歌いたい」と思えるように成長したのです。


これは同じように合奏でも言えますね。

鍵盤ハーモニカでソロやりたい!太鼓叩きたい!やりたい!

これは、この子達が努力に努力を重ね、「できるようになった自分」を

ちゃんと自分で認めているから、人前で演奏したい!と

思えるようになったということです。


登壇したときに、最後に自分を支えてくれるのは練習量です。

「こんだけやったんだから、絶対大丈夫」という自信が演奏に出ます。

歌が得意、楽器が得意、色々あっていいと思います。

どちらも得意、最高じゃないですか!^^とっても楽しいことです。


Cantabileの皆は、ちゃんと歌が歌える子達です。美しい声をもっています。

合わせる力があります。クラス内での発表という場で感じた緊張、

これもこの子達の大きな経験となり、力になります。

おうちでは大いにその頑張りを褒めてあげて欲しいと思います。^^


さて、長く熱く語りましたが、パート分けについてです。

こちら、編成メンバーは昨日お送りしたEmailの通りです。


パート分け基準は、

発声練習での稼働音域

→毎週子供達の周りをまわりながら一人ずつの声を聞いています。

ソプラノとしての絶対的なラインとしては二点ソまでが伸びやかに歌えること

今回、ソプラノを希望したけれどなれなかった子は、まずは発声を鍛えることから

始めてみましょう。


今回、ソプラノからアルトに移動した子は、本人の希望です。

小学児童も身体の成長に伴い、少しずつ変声します。

今「高音が出づらい」と感じている子は、身体と声帯が変わってきている過程に

ありますので、無理は厳禁です。この時期が終わるとまた声はおちついてきます。

逆にアルトからソプラノに移動した子は、本人の意思が「どちらでもいい」、

さらにこの稼働音域が基準を満たしている子、です。


ペア歌唱での安定性

→全員2パート歌いましたが、どちらがよく声が出ていたかを聴いています。


リーダー選出基準は、

ペア歌唱で堂々と歌えたかどうか

→恥ずかしい、怖いの気持ちを乗り越えて、いつも通り(とはいかずとも)

堂々と発表できた子にリードを任せます。パートの皆をその美しく力強い歌声で

引っ張っていってください。^^


次回の歌は「グリーン・グリーン」ですね。

まずはソルフェージュから始めましょう!

ソプラノ、アルト共に、練習用の音取り音源(短いVer.)を作って

ドライブに入れておきます。


〈Dynamico〉

金曜に警戒レベルが1に下がったことを受け、

急遽Dを公開レッスンにしました!

ご覧頂きました通り、はい!あのように大変おりこうな

しずかーーーーーなクラスでしたね!

(いつもの皆はどこへ行ったんだろう・・・)


譜面を配布したときは「むずかしい・・・(´;ω;`)」と

初めの週は泣きながら練習した子もいたという「名探偵コナン」ですが

あの通り、大変立派に、かっこよく演奏できるように仕上がりましたね!

お見事でした!拍手!!


この曲をレッスンで採用した狙いは、

①もちろん for fun

②聴いているリズムを譜面に起こすとこんなに難しい

③かっこいい演奏のための息のスピードと抜きどころ

④♭4つの調の指回しに慣れる

という4つが挙げられます。


初めの頃のレッスンログで書いた通り、単体でみると読めるリズムを

タイでつなぐと途端に難しく感じる、という壁、これに対し、

正しいリズムを演奏するために、縦に拍を割っていくという方法を

習得しましたね。この先も色んな曲でこういった読み解きが

出てきますが、拍割から始めてリズムを理解することが

今後上達の鍵となっていきます。


Cでもしつこく「ソルフェしましょう」など言っていますが

このソルフェージュ力が、C&Dで大変に高まっていること

これは本当に立派なことです!


4週で140のテンポまで上げて仕上げ段階までこれたDクラス、

とってもとっても素晴らしかったですよ!


さて、次回からはセオリーの授業になります。

3週かけて

①楽典

②聴音

などをやっていきます。

五線ノート、MTBトラ、鉛筆、赤青鉛筆、消しゴムなど

学用品を忘れずに持ってきましょう。



















KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。