レッスンログ 3月27日

あっという間に3月最終週。
この日は午後からKANADEのソロリサイタルがあり、

多くの在籍生の皆さんに足をお運び頂きました。

どうもありがとうございました!


演奏する側の気持ちを知っている子供達は、

鑑賞する側になることで、そこから多くの学びを得ます。

「とっても素敵だったよ!」と仲間たちの努力の軌跡を認め、

賛辞を送ってくれた生徒もいて、出演者一同もとっても励まされ

嬉しかったことと思います。Cantabileの仲間たちは、

お互いをリスペクトできる間柄を築けていて、本当に素晴らしいです。

改めて、この子達を心から愛しく思いました。


では今週のレッスンログです。

〈Amabile〉
音の名前「ドレミファソラシド」をスラスラと言えるようになろう!

という目標をもって頑張っているAmabileの皆さん。

おうちでドレミの歌を歌ってきてくれたことがわかります。^^

「次の音は何だっけー?」という問いにも、一生懸命答えてくれましたね!

歌声も徐々に大きくなり、楽しそうな笑顔がはじけてかわいいです。


さて、この4~5歳児の間に、正しい音程感覚を身に着けることで

この先歌だけでなく、どんな楽器に携わるとしても大きな力になってくれることに

間違いはありません。


まずは音の順番を確実に言えるように、

おうちで「ドレミファソラシド」「ドシラソファミレド」を

繰り返し覚えていきましょうね。

「ドレミの歌」は毎年、幼児1年目でしっかり歌えるようになるまで

レッスンでやる大事な歌ですので、引き続き楽しくおうちで歌ってみてください!


新しい音符「たーあー(二分音符)」を習いました。

レッスンでお話しした通り、実際に演奏するときはこのようにはしませんが、

リズム練習では、「たーあー」のリズムに合わせて、腕を前に出して

拍を感じさせます。「たん」が二つ入る長さの音符ですね。


最後に歌った「おおきなたいこ」では、この「たーあー」が出てきましたね!

まずはこのお歌を歌えるようになりましょう!

次回も皆で楽しく歌って、リズム遊びをしましょう!



〈Brillante-1〉

鍵盤ハーモニカの練習も「指練習」が終わり、曲らしい楽譜へと

推移してきました。だんだん難しくなってきますね!


4と5の指がうまく動かないことで

曲の流れを止めてしまっている子が多くいましたね。

指先の器用さに関していうと、これは日本で育っている幼稚園児、

保育園児とNZの子供達では初期段階から違います。

いかに日本で、小さいころから指先をよく使う訓練を

日頃から行っているか、教育カリキュラムに含まれているか、ということです。


このクラスの多くはNZで生まれ育っている子供達です。

レッスンで話した通り、うまく指が動かないことで、練習中

親子ともにイライラすることもあるかもしれません。

でも皆必ずできるので!とにかく動かすトレーニングをしましょう。^^

現在のDクラス、B2クラスの子供達も最初は本当に苦労しましたが

今はご覧の通り、早いパッセージも何のそので吹きこなすほどになっています。


レッスンでしばしば注意しているように、手首が落ちると指の動きが悪くなります。

正しい姿勢(背中ピン!)、手首は鍵盤より落ちることが無いように

日頃の練習の時から注意していきましょうね。


「もりのうさぎたち」は最後2小節が惜しい感じではありましたが

一旦合格、「チューリップのワルツ」はテンポを上げて、(120)

さらにアーティキュレーションをつけて演奏します。

「スラー奏法」です。


スラーのかかった最初の音は必ずタンギング(TU)です。

そこからは、タンギングをせずに息を伸ばしたまま指だけ変えていきます。

なめらかな美しい音楽が奏でられるよう、練習してみてください。^^


指の練習用にもう一曲「かえるのがっしょう」を宿題にしています。

これも必ずソルフェージュをして、Tuで歌ってみてから

唄口をつけて練習しましょう。


次回まで二週間ありますので、根気よく、頑張っていきましょうね!

皆は本当に頑張り屋さんで、おりこうな子たちです。

必ずうまくなります!先生はB1クラスの子供達の成長がとっても楽しみです。^^



〈Brillante 合唱〉

合唱のレッスン、見てみたいですか?^^とお伺いしたら

「是非!」とお返事頂きましたので、この日は保護者の皆様にも

レッスンを聴講してもらいました。


今年度が始まってから数週間であるにも関わらず、歌唱力が

大変向上していることに、お気づきになった方も多くいらっしゃるのでは

ないでしょうか?^^

去年の定期の時とは比べ物にならないほど、声量も上がり、

音程感もよくなっています。素晴らしいですね!

子供達はレッスンでの頑張りに加え、本番の場数をこなすほど

上達が凄まじくなっていきます。今後が楽しみで仕方ないです!


さて、「おばけなんてないさ」では全員がリズム音で楽譜を読める

(ファンタスティック!)さらに全員が惑うことなく、

 f >mf > mp > p を言える、順番も覚えています。(ブラボー!)

自分の力で楽譜に書き込む、ということも頑張れています。立派!

この日習ったのは「クレッシェンド」だんだん大きくという記号、

これを強弱記号に加えていきました。


だけどちょっと だけどちょっと ぼくだってこわいな

このフレーズをpからfまで音量をあげていく、という表現方法を

学んでいます。

皆が得意なこの歌を、歌詞をもう少し完璧にして、次回強弱をつけて

楽しく歌えるように練習してみましょう。

そして大きな金の「よくできました」ステッカーをもらいましょうね!


もう一曲、新しい曲を配布しています。

「あめふりくまのこ」です。この曲も歌詞がストーリー仕立てになっています。

まずは親子で歌詞を読んで、情景を思い浮かべ、意味を理解しましょう。

実はこの曲、作曲界の巨匠・湯山昭の作品です。

日本の童謡曲は実はすごく有名な作曲家が残した作品が多くあります。

子供の情操教育のため、多くの音楽を残してくれたのですね。感謝。


〈Brillante-2〉

「茶色の小瓶」合奏二回目!ということで頑張りましたね。^^

この日は全員が素敵に演奏ができて先生とっても嬉しかったです!


合奏実習では、レッスンでお話しした通り

自分だけの世界に入ってしまうことなく、仲間と合わせる感覚を

磨いていくことが狙いの一つです。

音楽は一人では成りえないものであること、一緒に奏でることで

生まれる音楽は美しく愛おしいものです。


耳だけで聴いて合わせると、確実に遅れます。

自分の世界の中で演奏すると、得意なところだけ早くて、

不得意なところは遅くなります。

指揮者はただ腕振っているだけではなく、皆が同じテンポで

演奏できるよう指示をしています。

ずーっと見ていなくても大丈夫なので、要所要所で前を見る、

癖をつけたいですね。

やはりメトロノーム(アナログ)での練習が効果的ですので

やってみてください。^^


皆随分と上手になっていたので、楽器を取りかえっこしよう、と

提案したら、全員「いやだ」と言っていましたね(笑)

このTerm1~2は色々な楽器に触れて、その楽しさだったり

向き不向きだったりを感じられるチャンスがあるといいな、と思って

カリキュラムを組んでいますので、生徒がNOと言っても

ちょっと頑張ってほしいなと思っています。^^;


太鼓チームはシャッフルしてくれましたね。

楽譜はドライブに載せておきますので、必要な方、プリントアウトして

お使いください。^^



〈Cantabile〉

この日はソロコース・ピアノの生徒がごっそりいない日で、

ちょっと寂しかったことと思いますが、

とっても実りの多い、学びをしっかりと得ることができた

レッスンになりましたね!


人数が少ない=粗が目立つ。

一人一人の声が際立ってしまうものです。

レッスンで子供達に話しましたが、100人での合唱ははっきり言って

絶対うまく聴こえます。Cクラスは18人。たったこれだけの人数で

こんなに素晴らしい歌声を作り上げていることを誇りに思ってほしいのです。


一人一人の実力が上がれば、少人数の合唱ももっともっとうまくなります。

皆はそれができるだけの力がある子たちです。

4~5歳から正確な音程感を身に着け、正しい発声を身に着け、今があります。

必ず上手になるので、歌う楽しみをもっともっと感じてほしいです。^^


発声練習、和声練習、輪唱練習を経て、「グリーングリーン」を歌いましたが、

ソルフェは上手。皆よくできています。


アルト、ラが低い。ほっぺあげて、音程高めに。

ソプラノ、高い音を出すときの息のスピードが遅い。ブレスの速度も上げましょう。


そして、歌詞になると途端に不安になって声が小さくなってしまうのが

勿体ないところです!特に繰り返しが多い曲は、どこ歌っているのか

迷ってしまうことがありますが、なるべく頭に歌詞を入れて、

前を向いて歌うことを意識できるともっといいですね!

次回は余裕をもって歌えるよう、おうちで楽しんで歌ってみてください。^^


一曲、ハーモニーを美しく歌う練習曲として「エーデルワイス」を

配布しています。これは全部ソルフェで歌います。

ひよこ2だった子は、合奏でやっていますね。覚えてる?と聞いたら

「そうだっけ。」と言われました(笑)

こちらは、Ⅰ、Ⅱとパートが分かれていますが、和声練習ややまびこごっこと

同様に、どちらも歌えるようにしていきます。

まずはおうちで予習をしておきましょうね。



〈Dynamico〉

さぁ!更にソロ声楽が抜けてもっと少なくなったこの日のDクラス。

この日は当初から、ソロコース以外の子たちにしっかりと聴音を教える日!

と決めていたので、やる気1000%で臨みました。


聴音、楽典、ソルフェージュ、この三つ巴は切っても離せない関係です。

そしてこれらはトレーニングすればするほどできるようになります。

ひよこ時代から言い続けていますが、とにかく

「苦手を作らないこと」これが非常に大切です。

今回、本当にじっくりと、書き方、聴き方のコツ、教えましたね。

わからない、という置き去りがないようにしています。

皆はできる子です。あきらめないこと。必ずできる。

結果、ちゃんと皆が達成できていました。尊く素晴らしい!

このレッスンで、少し自信がついた子もいると思います。

その一歩、重複しますが、尊いです!!!


聴音はまず、先生から「〇分の〇拍子、△小節、(□調)」と

指示があるので、聞いたらすぐに、


①ト音記号を書く

②拍子記号書く

③終始線を切る ←(これすごく大事!!!!)

④真ん中切る

⑤さらに真ん中切る(何小節かにもよりますが)


この癖を完璧にすること。

そして実際聴音が始まったら、必ず頭の中でカウントをとり、


①●ではなくて、/で音符を書いていく。

→この時、確実に白丸(二分音符、全音符等)とわかっている場合に限り、

〇を書いて良い。


②書き始めるときにきちんと、拍子に沿った書き方をしないと

2回目以降に何かいたのかわからなくなってしまうので、

1拍目の音符はちゃんと1拍目の箇所にかく。2拍目以降も同様。


③確実にわかったところから、棒をさしていく。


と、進めていきます。

棒の長さが短すぎるのは×。これはMTB①②でも散々やっていますが

棒の長さは2線半分くらいが妥当です。


ソルフェと聴音はセットで上達していきます。

繰り返しやることが一番いいですね。

そのうちソルフェ・聴音クラスを作れたらいいなぁ

と思ったりしています。


さて、次回までに間があきますので

聴音の宿題を用意しようと思います。

今週中のどこかで、作ってDクラスに配信しますので

是非自宅でやってみてください。


KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。