レッスンログ 5月29日

毎日寒いですね!明日から6月、NZの冬になります。

朝起きるとリビングルームの室温が冷蔵庫級の寒さ!

皆さん風邪に気を付けて暖かくお過ごしくださいね。^^


さて、今週のレッスンログです。

〈Amabile〉

今週も元気いっぱい、良い笑顔でレッスンに参加してくれましたね!

お教室に通い始めた当初に比べて随分と積極的に歌えるようになり、

リズムや音階(ドレミカード)も確実に身についています。はなまる!


さて、この日からリトミック(音を聴いて動く)に

3拍子のリズム、が入りましたね。

歩く音(4拍子)、ワルツの音(3拍子)共に、

ピアノの音をよく聞いて身体を動かせるよう、

楽しく、拍子に慣れていきましょう!


新しい歌は「ふしぎなポケット」でした。

この歌には、日本語での数え方「ひとつ、ふたつ、みっつ」という

表現が入っています。日常で生活していると、この数え方を

使うことはとても少なく、外国で育つ日本の子供達には

馴染みの薄いものだと思います。が、

この

ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお

の数え方は、この先漢字を学ぶとき、そこから派生する熟語、

人名漢字を学ぶときに、大変役立ちます。

これを機に、おうちで十までの数え方を覚えてみるといいですね。


さて、この日は新しいリズムを覚えました。

「た」(八分音符)です。

皆が一番最初に覚えた「たん」の半分の長さの音符です。

ふたつくっつけると「たた」になり、「たん」と同じ音価に

なるということ、カードで見せて学びましたね。


このように、音符は、大きい音価のものを二分して、さらに二分して

小さく割られていきます。簡単な算数の問題のようですね。

Aクラスの小さい皆はカードの大きさを見て、視覚的に音符の長さを

確認したうえで、リズム音(聴覚)と共に覚えさせ感覚を養います。

皆さんにも今後このリズムカードをお配りしますので、

おうちで積極的にリズムで遊んで、覚えてくださいね。


今回習った「た」「たた」を、「ふしぎなポケット」に合わせて

歌とリズムの練習をしてみましょう。

「うん うん たた たん」のリズムで上手に叩けるようになりましょう!

さて、そろそろ中間期発表会一か月前となりました。

他のB、C、Dクラスは既に発表に向けての準備に取り掛かっていますが

Aクラスもいよいよ準備を進めていきたいと思います。

Aクラスの発表は歌(3~4曲)と合奏(1曲)です。

初めての人前での発表にドキドキすると思います。

万全の準備で臨みましょうね。



〈BrillanteⅠ〉

「Aura Lee」とってもよく練習してきてくれていますね!

素晴らしい!B1の皆が一生懸命やってきたこと、ちゃんと伝わっています。^^

何より素晴らしいことは、全員が「練習する」をルーティーンにできていること。

これがこの先に大きく生きてきます。

皆もCやDのお兄さんお姉さんのように必ずなれますよ。^^

本当に良い子ちゃん!!


スラー奏法、なかなか難しいですが、レッスンでの学びが

しっかり体得できてきていますよ!いい調子です。

同じ音が続くとき、「ふーふーふー」だと音の輪郭がはっきりせず

ただの伸ばし音になってしまいますので、「とぅーるーるー」と

息とタンギングを練習してから取り組んでみましょう。


次回、繰り返してフルで最後までいきます。

1カッコに入って繰り返しマーク、Aまで戻りますので

しっかりその癖をつけていきましょう。

初めてのちゃんとした合奏曲、きっと素敵に吹けますので

皆がキラキラ「よくできました」ステッカーをもらえるよう、

頑張ってきてくださいね!楽しみにしています!



〈Brillante 歌唱〉

かわいこちゃんたち!とっても上手に歌が歌えるようになっています。


冬になると、気温が下がるせいで身体が冷えますよね。

歌も身体が縮まったように、声帯がかたく、声が出づらく感じるものです。

来る中間期の為にも、発声練習をおうちで積極的に取り入れ

声の筋肉を鍛えていきましょう。冬こそ意図的に温めること。大事です。


さて、新曲「ピクニック」に入りました。

先週お伝えした通り、この曲は部分二部合唱にしていきます。

クラスを半分に分けています。


レッスンで、自分の歌うパートをマーカーで印をつけました。

Bクラス、B1、B2共に理解力、適応力がとても高いです。

えらこちゃん!話聞ける子!!!

ユニゾン(皆同じ旋律)は豊かに元気に響かせて、

ハーモニーを作るところは自信を持って歌えるようにしていきましょう。


アルト(動物の声のパート)は、音程は特につけなくて結構です。^^

元気に「ががががーー!」「めぇえええええええ」をタイミングよく

声を出していきましょう!

レッスンではアルトパート、ソルフェで歌わせました。

ファファファファー ソソソソー ソ ソ ファッファファファッファッファー

です。これを歌詞を入れて歌えるようにしていきましょうね。


旋律を歌うソプラノパートは、声をしっかり出せるように

人数が減っても臆することなく、良い歌声を聴かせてください。


6月のレッスンからは、「真っ赤な秋」「山の音楽家」「ピクニック」を

中心に暗譜で歌えるよう取り組んでいきます。

3曲、よく歌ってきてください。^^



〈BrillanteⅡ〉

Chopsticks、2回目の合奏でした。^^

皆とってもよく頑張っています!おりこうさん!


合奏レッスンでとても大事な学び、それは音量バランスです。

編成に合わせたfの大きさ、pの大きさがあります。

自宅での練習は主にリズムを叩きこむ、旋律を叩けるようになること

に集中し、合奏レッスンでは指揮が「もっと小さく」「もっと大きく」

の合図を出しますので、そっちに集中できるようにしていきます。


全員、フィナーレ~最後まで練習を進めてください!


木琴

たーあ(二分音符)が待てず、先に突っ込んでしまうことが多いので注意。

レッスンで教えた通り、バチを少し上げてカウントを待つこと、

身体でリズムを感じていきましょう。


グロッケン

できるんだから、泣かない。くじけない。以上。


スネア、テナードラム

いい調子です!リズムにずれもなく大変優秀。

音量バランス、思ったよりも小さく叩いて大丈夫です。

大きく欲しい時は「もっと」のジェスチャーをしますね。


小物打楽器

タンバリン、初めてでしたがいい感じでしたね。素晴らしい!

鈴は思い切って手前から外に回して、全ての鈴が鳴るとカッコいいです!

後半、フィナーレからも、ウッドブロックではなくタンバリンでいきましょう。


シンバル

リズム感よく叩けていますので、音楽に合わせて、しっかり頭拍を打ちましょう。

とにかく慣れが大事です。音源をたくさん聞いて頑張ってください!



ということで、次回、最後まで通します。頑張ろう!



〈Cantabile〉

この日も大変積極的に、頑張ったCクラス。

T1~2は基礎力の底上げを図っています!


Bクラスのログで書いたことと同じことが言えますが、

最近は明らかに全体の声量が下がっています。

寒くなってきたこと、冬で身体が縮こまっていることも

原因の大きな一つですが、

皆は特に日に日に身体が大きくなって全体の筋肉量のバランスも

去年の定期頃と変わってきて、同時に声帯にも変化が出てきています。


「筋肉がない状態で、重たいバーベルを持ち上げようとするとどうなるか?」

無理に持ち上げようとすると、筋をおかしくしたり

最悪疲労骨折したり、怪我をしたりしますね。

声帯も同じで、日頃鍛えていない声帯で

週一のレッスンで急に大きな歌声を出そうとすると

喉が故障します。


バーベル上げのように、運動や勉強、音楽も

成長段階に合わせて、課題(バーベルの重さ)が変わってきます。

5歳のままの負荷では、この先伸びていきようがなくなってしまいます。


発声練習は、運動の前の準備運動、屈伸、ストレッチ、

ウォームアップだけの役割だけでなく、

声帯(筋肉)を鍛える大事な役割があるということ

レッスンで上記の例の通り、子供達に話しています。

ソルフェが定着したCクラス、音程感覚は大変のびてきていますので、

これに合わせて、今落ちてしまった声量を底上げしていくためにも、

張りのある、のびやかな声を作るためにも、

日常に発声練習をもう少し取り入れてみてください。^^


「七つの子」

上述の通り音量が出ず、せっかく上手な歌いまわしも

心もとない音楽になってしまっていて残念!

ブレスの量が小さい。瞬時にたくさん息を取る、

ひよこ時代に散々教えた「ほわっ」と息を吸うことを忘れないように。


「絆」

Codaの部分、音程良くなってきています。

身体でタイミングを合わせることも、意識してできるように

なってきましたね。これも、Sop.、Alto共に声量が足りず

ソロコースの子たちに頼る部分が大きくなりすぎてしまっています。

勿体ないです。皆は歌える子たちです。

がなり立てない歌い方も良くできるようになっているので

とにかく息の量、発声を鍛えて、堂々と歌えるようにしましょう。

蚊の鳴くような声からの卒業、です!


「小さな恋のうた」

楽譜を配布しました。今回ソプラノは、Sop/Mezzoの2パートに分けています。

Sop. ソプラノの楽譜で、div.~上に棒がついている音符を歌います。

Mezzo. ソプラノの楽譜で、div.~下に棒がついている音符を歌います。

レッスンで該当箇所を指示しています。


アルト、旋律をもっている箇所が多いです。

楽譜上のmel.と書いてある箇所は文字通り旋律、

harm.はハモリのパートになります。


全パート、まずは譜面と照らし合わせて音源をよく「聴く」ことから

始めましょう。J-Popを譜面に起こしたものは、リズムが複雑です。

この「小さな恋のうた」は、サビ部分のリズムが譜づらが難しいですね。

こういった曲は楽譜から読み解こうとすると、難しい!わかんない!

お手上げ!になってしまうことが多いので先に耳から入っていいです。

それから、わからないところを分解して(拍ごとに縦線を入れる)

考えるようにすると早いです。

音が取りづらいところは積極的にソルフェしましょう。


これらはレッスンで子供達にやり方をしっかり教えていきますので

今はログを読んで「ああそうなんだ、」と思っていただければ大丈夫です。


まず1コーラス歌えてしまえば、あとは繰り返しなので

今週は2ページ目の半分、DS al Codaくらいまで歌えるようになりましょう。^^


皆の歌は、人の心に届く素晴らしい合唱です。

自信を持って、頑張っていきましょうね!



〈Dynamico〉

いい感じになってきています!

今回のレッスンではさらに細かく、タイミングやタンギング、

バランスを整えていっています。


通しの演奏を録音し、皆で聴きました。

入りが揃わなかった所、例えばBの入りのファシドー(ファシファー)など、

聴きながら「うへぇ」という顔をしていた子もいましたね(笑)

自分の演奏を聴いて反省点をしっかり捉えることができる皆

立派ですよ!ミュージシャンですね。


鍵盤ハーモニカ

かなり上手になっています!皆はすごいよ!!

演奏になれてきて、音が流れてしまっているところを直しています。

前述のBの入り、アウフタクトのタンギングをもっと確かにしていくこと、

Dのテーマ、シッファシッファシッファ・・・のところ、

トゥットルトゥル・・とタンギングが流れていますので、

全部シングルタンギングで、トゥットウ トゥットゥ・・と

吹くよう直しています。

指とタンギングがバッチリ合うように、タイミングさらいましょう。


バスドラム

美味しいところ、随分上手に叩けるようになってきましたね!

いいですね!かっこいい!あとはバランス、先生みて音量の差を

つけていきましょう。


グロッケン

上手です!とってもいいです。思い切った良い演奏ができています。

100点!


スネア

文句なし、100点!上手に曲をドライブできています。

拍感の正確さ、大変お見事です!


キーボード

うまい。100点!電子楽器なので、音量バランスが難しいので

合奏で指示をききながら、Vol.変えていきましょう。



次回、「アシタカせっ記」に入ります。

どんどん譜読みと練習をすすめてみてください。^^

KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。