レッスンログ 11月18日

あの感動の定期演奏会から、まだ1週間しか経っていないなんて・・・

と、カレンダーを見るたびに思ってしまう私です。^^


レッスンもTerm終わりまで休みなく走り続けます!

子供達は疲れた顔など微塵も見せず、昨日も良い笑顔で

取り組んでくれていましたね☆彡


さて、レッスンログです。

〈ひばり〉


コンサート後、ということで。

基礎練習多め、楽曲研究などもあり、の充実したレッスンになりましたね。


新曲「Jupiter」を知るために、G.ホルストについて、

そして組曲「惑星」について触れ、オーケストラ音源では

「火星」「木星」を聴きました。


編成の大きい管弦楽の演奏は、大音量で聴くととっても迫力があり、

会場のサウンドシステムを通すと、ズーンと響きましたね!

KANADEの場合は歌の楽曲を通して、ではありますが

時代背景や作曲者の思い、原曲を重んじ尊ぶ機会があるというのは

情操を非常に豊かにしてくれます。

今回少しでも気になった、心に残った、という子は

ほかの「水星」「土星」なども聴いてみてください。^^


安定した歌唱力を誇るひばりちゃん達には、これからもっともっと

チームワーク、歌声の混ざり、などを強化していってもらいます。

配布した二曲ではソプラノ、アルトを2チームそれぞれに

トライしてもらいますが、隣の子の声との混ざり方や

和音の一致、などに耳をすませられるようトレーニングをしていきましょう。


Jupiter、瑠璃色の地球、共に予め聴いておいてください。

ハモった音が早く聞きたくてうずうず。楽しみです☆彡



〈ひよこ①〉


レッスンの始まりを少し押してしまったために、子供達の

レッスンへの気持ちが、遊びたい気持ちへと膨らんでしまいましたね!

私のミスです、大変失礼いたしましたm(_ _)m


10分押した分、10分後ろに倒したレッスンでしたが

え?もう30分経っちゃった?というくらいあっという間でしたね。^^

子供達からも「え、もう終わり?」と言われて、

この子達は立派に1時間超のレッスンに耐えられるほどの集中力を

この定期までの間に身につけたんだなぁと思ったら

また泣きそうになりました。(また泣く!)


歌唱は季節の歌、ということで「春が来た」のページをうたのほんで

開きました。KANADEで迎える春はもう二週目になるひよこ一期生。

この歌は去年一度レッスンで歌った歌でした。


「え、歌ったっけ?」という、子供達の心の中の独り言が

全員分聞こえたような瞬間で、ちょっと面白かったですね(笑)

二回目繰り返したあたりで「あー、歌ったことあったかもしれない・・・」

みたいな。(笑)かわいいです♡よし、はなまる!(笑)


日本の童謡や唱歌に関しては、一度歌ったらそれっきり、ではなくて

季節が巡るたびに思い返し、歌い返していくことで

日本語の詩を定着、メロディーラインを、いつか思い出した時に

「懐かしい」と思えるようにしていきたいなと常々思っています。


成長したら、もうひとつ大人びた春の歌を。

そうして、季節が巡るたびに、ひとつひとつ増えていく歌は

子供達の「こころの歌」になってくれるでしょう。^^


さて、セオリーの時間では「リズムの復習」ということで

これまでやったことをおさらいしています。


今年の初めに楽譜鉄道「ト音記号くん」を導入して

カードの形(長さ)から同じ音価のものを視覚的に同一、相違を

見分け、小節内(貨車)に配置する、という遊びをしましたが

昨日やったことは、これの応用になります。


今度は逆算です。

今までは視覚的に「載せる」(配置する)だったのを

数字を頭に思い浮かべながら、音符を引き当てていきます。

昨日は、全部のカードを一人ずつ、その拍数の台へ持っていく

というゲームをしましたが、これがすごいすごい!

皆よくわかっています!一期生、すごーーい!!!!すごく力がついています!!!

「1!」「これは2!」など、パッとわかってパッと持っていく。

全員がつまずくことなくゴールできた。

これは本当に、すごいことです!!


また先生泣いちゃうよ、と思われると思いますが、

種まきをして、こうしてすくすく成長した子供たちを実感出来る喜び。

KANADEを始めて本当によかった。と思った瞬間の一つでした。^^


次回は、最後に説明したように、足し算の要領で音符を見つけて

1小節のリズムを作っていきます。

皆さん「ト音記号くん」を持ってきてください。^^



〈ひよこ②〉


発声の「ドーーーーレーーーーミーーーー!」が、すごく自信に満ち溢れて

とってもいい声がする二期生。歌のレベルがぐーんと高くなっているのを感じます!

次はどんな歌を歌ってみようかな、と楽しみになりますね☆彡


さて、久しぶりの「うたのほん」の出番でしたが

かわいい二期生たちは「ほん持って歌うの、ひばりのお姉さんみたーい♡」と

キャイキャイしてましたね!(笑)女子!!女子ですね!

やっぱりお姉さんたちに憧れるんだなぁ、と二期生を見ててニヤニヤしてしまいました(笑)

いずれはこの子達の中から、あのロングドレスを着て堂々と歌うようになる子が

出るんだろうなと思うだけで胸熱です。(とかいって、でなかったらどうしよう)


さぁ、だいぶ季節が過ぎてしまった「春が来た」、

二期生はKANADEでは初めて扱う題材でしたが、知っている子が多かったですね。^^

知らなかった子もすんなり歌えるようになって、2回繰り返したら

もうあっという間に響く声で歌唱できました!素晴らしい!

「山にきた、里にきた、野にもきた」ということで、里の説明が

いつも難しいんです。。。


ひばりの「朧月夜」のときも、里の説明をしたのですが

なんというか、里、というとNHKの「小さな旅」のオープニングテーマっぽい感じですよね。

なかなかNZの子に伝わらない、里感。

もし日本で、里っぽい風景を見かけたら「あ、これ里だよ!」と

教えてあげてください。^^百聞は一見に如かず。


セオリーは、いよいよ二期生も「楽譜鉄道・ト音記号くん」列車が発進します。

昨日は導入ということで、楽譜に必ずあるもの、またはルール


・音部記号:ト音記号、へ音記号、アルト、バス記号など(今回の場合はト音記号)

・拍子:貨車(1小節)には、決まった音価(拍数)しか乗せられない。

・速度:指定速度で走り始める。(指示がない限り、勝手に遅くなったり早くなったりしない)


この、音楽の大原則を遊びに学びを加えて挑戦していきます。


はじめての音符カードと貨車(4/4)で、カード並べをしてみましたが

最初パッパッパっと並べたチームも、いざ「そのリズム叩いてみようか」と

なったら、(・・・無言)「やっぱり変えるー・・・・」となって

すっごく可愛かったです(笑)

カードを沢山置こうとすると、複合リズムばっかりになってしまい

叩くには難易度が高い。でも順番を変えたら不可能ではないかも?ということを

実践して学んでいる。賢いですね!すごく頭をつかった15分だったと思います。^^


こうして、自分でリズムを作る。叩いてみる。

受動的に音楽を受け取るだけでなく、能動的に、自分からも音楽を作ってみることで

脳がぐんぐん発達します。おもしろいですよ~、子供たちはどんどんできるようになります!


まずは今週、おうちで「ト音記号」くんを遊んでみましょう。

同じ長さのカードを見つける、それだけでもいいです。

バラバラーっと床にまいて、「たん」と同じ長さのカードだけ

拾って並べる。おまけにですね、カードには音符の名前がこっそり

書いてあるのです。読める子はちょっと読んで「あー、こういう名前だったんだこれ」

とフムフムしてみてください。


本格的に音符の名前を習得するのは、日本でいう小学二年以降です。

KANADEではジュニア三年目から音符の名前も覚えていきます。


二期生も30分じゃ足りない、という充実したレッスンでした☆彡

来週も元気なお顔を見れるのを楽しみにしています!
















KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。