第四回定期の参考動画集
次回レッスンは、Term3・7月27日(土)スタートとなります。
約一ヶ月、間が空いてしまいますが
「あぁ、次はこんな曲やるんだなぁ!」とワクワクしながら
過ごして欲しいと思います。^^
さて、お手元に楽譜があると思いますので
見ていただきながら、以下解説をご覧下さい。
ホリデー中にやってほしいことなど、書いておきます。
〈Cantabile・Maestoso合同合唱〉
「生命の奇跡」
今年の定期は、この曲をトリに持ってくる予定です。(出来栄え次第)
Cantabileの大きな課題である、声を張り上げすぎる歌唱からの脱却、
きちんと切り替えてファルセット(裏声)を歌える力を伸ばしていく狙いです。
ホリデー中は、まずこの曲を聴いて好きになって欲しいと思います。^^
Cantabileは基本ユニゾンで音取りしますが、Bからオクターブで分かれます。
Term3に入ってすぐ、高音のファルセットが出る子をソプラノに、
低音のファルセットが出る子をアルトに、と一人ずつ声を聴かせてもらい
パートの再振り分けをしていきます。
そして、英語の歌詞を歌唱する際に大変難しいのが、
ひとつの音に対しひとつの母音ではないことが多い、またシラブルも多いという点です。
これによって、正しい音程で歌えない子が多く出てきます。
(日本語の歌、イタリア歌曲などは、ほぼ100%一音につき一母音があり
正しく歌うには大変適しています)
Cクラスは、ソルフェージュ力を高めていくことも目標のひとつであり、
この半年で、D・Eクラスを選択している子は特にその力が急上昇中ですね。
その力、合唱でも活かせるようにしていきます。
「生命の奇跡」は全員がソルフェージュ(音階名)で歌えるようにします。
どの音を出しているのかを自分で把握できないことには
どんなに歌詞をのせてもうまくなりません。
リズムは、幼児クラス時に既習の「飛ぶ」8段活用に出てきたものがほとんど、
そして参考動画や音源を聞けばそのリズム体はしっかり取れるはずなので
「音」を正確に取る訓練をしていきましょう。
〈Cantabile〉
「わんぱくマーチ」
保護者の皆さんの中には「歌ったことある!」と懐かしい気持ちの方も
多くいらっしゃるかと思います。^^
大変子供らしい、元気いっぱいの楽曲ですね。
定期では二部合唱で披露できるよう、練習していきます。
上記のとおり、Term3で一度パートを微調整しますので
完全に「あなたはソプラノですよ、アルトですよ」と現段階では
お知らせできませんが、まずは譜面の流れ、主旋律、歌詞のおもしろさを
ホリデー中に見てきてください。
新しく知る日本語の単語、表現なども多く出てきます。
「ひざっこぞう」「へのかっぱ」「てんぐ」「アザミ」「いばら」
など、NZ育ちの子供たちには新鮮な響きですので
歌詞を読みながら、その意味を伝承していって欲しいと思います。^^
〈Dynamico〉
フンパーディンク作曲
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲 夕べの祈り-Evening Prayer-
まず、Dクラスにはもっと鍵盤ハーモニカ奏法をしっかり身につけてもらいます。
鍵盤ハーモニカは、れっきとした楽器であること。
ピアノとはまったく違う吹奏楽器であり、息の加減、指使いなどで
表現できるものが大きく変わってきます。
今回、この曲で11人全員が鍵盤ハーモニカを教育楽器ではなく
音楽を立派に奏でられる楽器、演奏形態であることを誇りに思ってもらえるよう
取り組みたいと思います。
編成は、鍵盤ハーモニカ10+オルガン1です。(打楽器/ピアノ伴奏なし)
この「Evening Prayer」は、「ヘンゼルとグレーテル」の中でも
特に有名な曲で、美しい旋律が同じ音域の中で重なり、重厚に響きあう楽曲、
そしてホルン奏者にとっては血がたぎる一曲です。
上に貼ったリンクはオーケストラ編成のものの録音、
(古い録音ですが、いろいろ聞いて一番これが好みだった。)
下のリンクは現NHK交響楽団ホルン8重奏で奏でる「Evening Prayer」です。
余談ですが、懐かしい先輩方や同い年の友人が演奏しているこの動画は、
私個人的に感慨深いものでございました。
パート割をして楽譜を皆さんにお配りしています。
譜面ヅラはそこまで難しいわけではありません。早いパッセージや難解なリズムも
ありませんが、何がきついってとにかく息が苦しい!!!
全パートフルで吹いてみましたが、きつい!
ブレスマーク(✔や、’)の位置を確認し、確実にそこで深いブレスをとれるように
意識していきましょう。
さてホリデー中ですが、まずはいつもどおり、
自分のパートをソルフェで歌えるようにすることから始めます。
この二つの動画のほかに、Googleドライブで音源を配布しますので、
それに合わせて譜読み/歌えるようにしていきましょう。
まずはコンサートマーク(AとかBとか)で区切って、
譜読み→ソルフェ→音源と歌う→演奏の練習、と進めてみましょう。
〈Elegante〉
J.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」
まずは上の動画、原曲はこのようにオルガンのみで演奏される、バッハの名曲です。
Eクラスはこの曲をハンドベル+オルガンで演奏します。
美しい調べになるように、励んでいきましょう。
1st Choir と 2nd Choirに分かれて、2セットハンドベルを使います。
assignmentしてありますので2音の子は、赤青鉛筆で印を、
3音以上の子は、赤青鉛筆では色が足りないので、音によって色を分けて
マークをしておきましょう。
LRどちらで振るか、わからないところはそのままにしておいて結構ですので
まずは全体の譜読み、区切ってソルフェをする、など準備しておいてください。
オルガン演奏もとても素敵ですが、この曲はいろいろなアレンジがあります。
オーケストラ、吹奏楽、弦楽四重奏、などそれぞれ大変美しいです。
芸大の吹奏楽の演奏がありましたので下に貼っておきます。
どの音楽大学でも各楽器に明らかに飛び抜けて上手い主席奏者がいます。
芸大は、在籍全員がその主席奏者レベルのプレイヤーで構成されている、
これが芸大クオリティです。特に芸大のトランペットは美しい。
良い演奏ですので参考まで。^^
〈Dynamico〉
2019年大河ドラマ「いだてん」メインテーマ
※楽譜未配布
ドラマを観ている方もいらっしゃるかもしれませんね。^^
来年は東京オリンピック、ということでNZに住む私たちも
気持ちを盛り上げて参りましょう!
軽快なサンバのリズムを組み込んだ、ワクワクする楽曲、
Dクラスにかっこよく演奏してもらいたいと思います。^^
ヘングレの仕上がり目処がついたら、この曲に入ります。
演奏人数が足りないので、Eクラスからの賛助を頼むかもしれません。
ホリデー中に聴いて、皆のお気に入りになりますように。
〈Amabile〉
L.アンダーソン「The Waltzing Cat」
※楽譜未配布
Amabileクラスの合奏曲です。この曲に入るまでに、レッスンで
音感、リズム感、などもっともっと高めていきます。
猫や犬が出てくるとっても可愛い楽曲、次回の合奏は「小さな世界」よりも
多くの楽器を使い、演奏していきますので楽しみにしていてください。^^
楽曲導入はまだまだ先になりますが、スムーズに合奏に入れるよう
BGMとして、おうちで流してあげてくださいね。^^
以上になります。
新しい曲をもらうと、なんだか嬉しい気持ちになりますよね!
定期演奏会が楽しみ!と思ってもらえた幸いです。^^
それでは皆様、良いホリデーをお過ごし下さい。^^
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