レッスンログ 7月27日
Term3が始まりました。^^
一年の下半期になり、日が少しずつ長くなるのを感じると、
春が近づいてくるなぁ、と次の季節が待ち遠しくなりますね。
約一ヶ月ぶりのお顔合わせでしたが、皆元気いっぱい、かわいい笑顔を
見せてくれてとても嬉しかったです!
さらに、ホリデー中に曲をよく聴いてきてくれたり、予習に励んでくれていたり、と
自宅でできることを一人一人が頑張ってきてくれたおかげで
大変有意義な初日のレッスンとなりました。^^
とっても偉かったです!拍手!
さて、レッスンログです。
〈Elegante〉
楽譜のassign、そして印つけを全員がきちんとできていましたね!お利口さんでした!^^
今回は、バッハの名曲「主よ、人の望みの喜びよ」ということで
バロック音楽を美しいと感じ、その調べを観客の皆さんに感動と共に味わって頂けるよう
取り組んで行きたいと思います。
まず、初回のレッスン。
「8分の〇拍子」という拍子形態について教えました。(プリント配布しました)
1小節の中に、八分音符が三つ~六つ~九つ~十二、と三の倍数で構成され
数え方は「1とと、2とと、3とと・・・」と三連を1拍として数えます。
これまでは「4分の〇拍子」を意図的に多く扱ってきました。
それは、「1と 2と 3と 4と」と数える、つまり2で割り切れるカウントの拍子
をまず体得する目的があったからです。
2の倍数で裏拍をカウントできるのが、「4分の〇」
3の倍数が「8分の〇」
ということなのですが、子供達にはホワイトボードに音符を沢山貼って
もっともっとわかりやすく説明しています。(ご安心ください)
この「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏するにあたって、
まず、この「8分の9」のカウントを身体に染み込ませることが第一課題です。
では家でどう練習したらいいか、下に書いてみます。
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課題1)「 1とと 2とと 3とと / 1とと 2とと 3とと・・・」
と、口で言いながら、拍の頭で手拍子を打てる。
課題2) 手を拍通り(1小節に3拍)叩きながら、ソルフェージュで
フレーズをまるまる歌えるようにする。その際、伸ばす音は発音する。
例→レぇレ ソぉファ ソぉラ シぃラ シぃソ ミぃレ・・・
(太字の箇所で手を叩く)
課題3)課題1、2ができたら、振り練習に入る。フレーズをまるまる歌いながら
椅子に座った状態で、手をグーにして、親指が上に見えるように握り
自分の打点で、太ももを打つ。
なぜこれをするかというと、「遠い日の歌」で振った「かんぱい」奏法では
この曲は通せないため、全員がしっかり「くぎうち」奏法を習得しなくてはなりません。
そのコツがどうにも子供にわかりづらいようで、私もどうやって感覚を得たらいいか
色々試して、やっと「これが一番近いかな」という方法を発見しました。
座った状態で太ももを打つ練習です。
空気を空振りすると、どこでベルを振り止めればいいのかがわからない。
座った状態から10cmほどの高さから振り下ろして、
ももにあたることで手首をストップさせられるようにすると
ベルを持ったときに上下に振り子が揺れすぎず二重に音が鳴るのを防げる。
さらに、強すぎると自分の太ももが痛いので、力の加減もわかる。
という理論です。
・・・・・と、こうして文章で説明すると大変わかりづらいですよね。
↑に書いたことを、ビデオに撮ってシェア致しますので
「あぁ、こういうことをレッスンで言っていたのか」と、
参考にしていただけると嬉しいです。
自分の写っているビデオとか、地獄ですね。これが公開処刑か・・・
子供達は、初日のレッスンでとても多くのことを学び、
一生懸命に食いついてきています。とっても偉いです!
課題をきちんと伝えていますので、全部をすぐにできるように
なろうとするのではなく、細かくリハーサルマークで区切りながら
目標を少しずつ達成していきましょう。^^
〈Cantabile〉
いい声!いい笑顔!生き生きとした良い発声でスタートできました。^^
まずは発表会の感想を話したり、聞いたりして、自分たちがとても素晴らしい
演奏ができたことを思い出しながら誇らしい気持ちをもう一度
味わってもらっています。^^
この「反省会=振り返ってみる時間」というのはとても大事なことで、
がんばった自分!すごくよかったよね!たのしかったよねコンサート!
失敗しちゃったところもあった?次はどうしたらもっと良くなるかな?と
ワクワクしながら皆でそれを考え、共有することで
子供達の絆を深め、演奏や心を大きく成長させていきます。
その上で、これから11月に迎えるコンサートへの心構えについて話をしています。
Cクラス全員にプログラム順を配布しました。
Allひらがな、皆自分で読めるように作ってあります。
「この曲わたし出る」「ぼく、これ出番ある」と、読み上げながら
これからの3ヶ月強でどれだけの音楽を学び、披露するのかを認識してもらいました。
レッスン数にするとたったの14週、最後4週は通し練習をひたすらにやるようになるので
10週でほぼ全部を形にしていけるよう、進んでいきます。
子供達は口々に「うわぁ~それしか時間ないの!?」と言いながらも
自信満々で「できる!」「早く歌いたい!」と言っていて、すばらしいなぁこの子達は、と
改めて感じ、愛おしく思いました。^^
さて、ホリデーに入る際にお話していた通り
この日はソプラノ、アルトのパート割を行いました。
出席番号順にひとりひとり、私の横に来てもらって発声と、歌のフレーズ
「生命の奇跡」のサビ部分をワンコーラス歌ってもらいました。
喜ばしいこと①・・・全員がきちんと正しい音程を意識して歌えていました。
今年始まってからの伸び率が大変素晴らしいです。
一人で先生の前で歌うのはとても緊張したと思います。
その中で、自分の力をしっかり出せたことは大変立派でした。
お子さんから、どっちのパートになったかお聞きになったかと思いますが、
Emailの方で、決定したパート表をお知らせします。
今回高音が多く出ますので、成長時期の声帯を傷めることがないよう
考えて割り振っています。
これで一応Fixになりますので、パートに沿って
「わんぱくマーチ」「アイノカタチ」の音とりに入ってください。
両方共、ハモリの箇所には「div.」または「harm.」と書いてありますので
その部分はまず最初にソルフェして音の高さ、上下を確認すると
上達がとても早くなります。ぜひやってみてください。^^
次回のレッスンで並びを発表しますが、今回は中心から外側に向けて
背が高くなるように調整しています。
次回、まず「わんぱくマーチ」に取り掛かります。
元気いっぱいの歌声が聴けるのを楽しみにしています。^^
〈Dynamico〉
ホリデー中、本当によく頑張ってきましたね!!!!!!!
まさかほとんどの子が最後まで吹いてみた(トライしてみた)
と言うとは!全く予想していませんでした!
ぎゃーーー嬉しい悲鳴~・゜・(ノД`)・゜・すごい!!!
「ヘンゼルとグレーテル」のお話にも軽く触れ、
おうちの人に捨てられてしまった可哀想な兄妹が、森の中で
祈りながら眠ってしまうシーンの曲だと話しました。
「みんな、捨てられちゃったらどうしようね!(笑)」なんて
冗談を言っていたら、
横で「順番的にはうちらの方が先に捨てられるね」と真顔で
のぞみ先生が呟いていたのが印象的でした。
姥捨て山。
しっかり予習をしてきた皆、とっても偉かったです!!!
先生は、おかげで実のある良いレッスンができます。
さぁ、きっちり良い演奏に仕上げていきましょう。
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課題1)フレーズ感を大事に演奏する。
まずは細かく区切って、フレーズを美しく吹き上げます。
ただ吹かない。それじゃ演奏とは言えない。
全ての音に表現があるので、息を吹き込むときのタンギング(Tu)から
次の音を演奏するときの繋ぎを雑にすることなく
「Tu-lu-lu-lu- Tu-lu-lu---」というように、Tuの後スラーでつなぐ場合は
Lu(ル)で吹きます。
課題2)そのフレーズ感を大事にするために、ブレスを素早く、的確に。
各パート、ブレス位置を記譜よりも、もっと細かく指示しています。
そして、スラーのかけ直しをしている箇所もあります。
音を繋ぎ、4つの旋律を全て響かせて音楽にしていきます。
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と、書いていますがこれもまたハンドベル同様に
文章だと伝わりにくいので、ビデオを撮って皆さんにお送りします。
どういうふうに演奏したらいいのか、参考にしてみてください。
今回も「目標」書いています。
範囲は小さく区切って、この日やったことをしっかり習得できるよう
練習しようね、と伝えています。
おうちでホリデー中にお母さんと一緒に目標を立てて書いて
持ってきてくれた子も沢山いましたね!本当に偉かった!
マス目が全て埋まってしまっている子は、新しいマス目シートを
用意してありますので、もしおうちにプリンターがある方は
印刷して上にセロテープで貼ってあげてください。
めくってその軌跡が見えるように、上だけ止めておくと子供達の
励みになると思います。^^
私も印刷して次回持っていきますので、おうちにプリンターがない方は
どうぞこちらご利用ください。
Dクラス、本当によく頑張っています。
馬力のある、良いクラスです!!定期でお客さんの目が飛び出るくらい
素敵な演奏をしましょう!
素晴らしい初日でした!Very well done!!!
〈Amabile〉
毎回Termの最初は、みんなモジモジから始まりますね!^^
幼児一年目は毎年、ホリデーが明けると何故か人見知りに逆戻りするのが
お約束。さぁ、もう一回先生と仲良くなりましょう!(泣)
中間期発表会でとても堂々と歌って演奏ができたAクラス。
本番強さもこのクラスの大きな魅力だなぁと感じられましたね。
これから定期に向けて、合同合唱、単独の合奏、と準備が始まります。
合奏は、これまでの「演奏し続けるスタイル」から
「休みの小節を数えて(覚えて)自分の出番にきちんとたたける」ように、
つまりリズムのフレーズを繰り返すだけの演奏から、
楽曲全体を捉える、というステップへと進んでいきます。
「The Waltzing Cat」をホリデー中に編曲しましたが、
一筋縄ではいかないであろう箇所がいくつか出てきて、
それをクリアするのが楽しみだなぁ、と思って書きました。
早い段階から担当楽器を決めて練習にかかります。
楽器決めで何を重要視しているかというと、
まず、レッスンで毎回やっているリトミックでの動きです。
音はもちろんですが、拍をしっかり聴いて身体を動かせるように
なっているかどうか、
その次は、セオリーを理解できているかどうか。
音符の長さの説明は難しいようで、とても単純なことです。
Aクラスの皆はかなり理解できている、大変お利口さん達です。
拍を感じられている=伸ばす音を把握できる、に繋がりますので、
例えば今回教えた「符点二分音符」など、2の倍数で割り切れない長さでも
しっかり感じて叩くことができるようになります。
新しい曲も楽しんで演奏しましょう。^^
そして、全体合唱に一緒に入るAクラスメンバー、
上のクラスに歌唱を引っ張り上げてもらいます。
歌は、うまい子達と歌うことが一番伸びます。
中間期でCantabile、Maestosoの歌を聞いたAmabileちゃん達は
少なからず影響を受けているはずです。
このタイミングでお兄さんお姉さん達と合同レッスンをすることで
「歌う楽しさ」「混ざって歌うと上手くなった気がする!」の感覚を
育てていきます。最初からハイノートを狙って歌おうということではなく
高音であろうと、低音であろうと、正しい音を狙って出そうという
身体を作っていきます。
そして、童謡メドレーをこれから区切ってAクラスは少しずつ
歌っていきますが、まだ何もわからない小さい皆にだからこそ
曲の世界観であったり、音の並びであったり、日本を感じる端々に
包まれて情操豊かに育ってほしいと思います。
あんまり乗り気になってもらえなかった(←泣)「こぶたぬきつねこ」の後に
「ふゆげしき」の模範歌唱を聴いてもらいましたが、
次回、まずは少しずつ慣れていけるように
私と一緒にこの「ふゆげしき」を歌ってみましょう。^^
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