レッスンログ 9月21日

先週でTerm3のレッスンが全て終了しました。^^

あっという間の9週間でしたね!


泣いても笑ってもあと6回のレッスン+リハーサルで本番を迎えます。

子供達は本当に真剣にレッスンに臨んでいて、

もっと上手に、もっと良い演奏をしたい、と思える自分であることを

自身で誇らしく思っています。^^

私もそんな子供達を誇らしく思います。


Top-Upレッスンまで二週間、お休みをはさみますが

その間「苦手をなくすこと」を全クラスの子供達の目標とします。

「できない」を作らないこと。必ず達成できると信じて

おうちで励まし、サポートしてあげてください。^^


それではログです。

〈Elegante〉


レッスンの録画を2本、シェアします。

1つ目は、最初に通したもの。

2つ目は、打点を揃えることを意識する練習をしてから通したもの。

です。


ここまで個人練習を重ねてきていると、もう流石に打ち間違いという

単純なミスはかなり減ってくることが、見ていてお分かりになるかと思います。

これはちゃんと身体に練習の成果が馴染んできた証拠です。

よく頑張っている証です!^^えらいです!


気をつけることはアドバンスレベルへと移ってきますね。

「打点を揃える」これはカウントを自分だけでなく

周りと統一することにつながってきます。

数えられていても、身体がそのタイミングで反応しないことだってあります。

神経と聴覚と、全て研ぎ澄まして一致させるという

本当に難しい課題にまで登ってきています。


おうちでの練習は、これまでどおりです。

①カウントどり

②ソルフェしながらの膝うち

これだけでいい、あとはレッスンで「合わせる」トレーニングを

ひたすらしていきます。


苦手ポイント、特に「主よ、人の望みの喜びよ」の右ページ

1Choirの素振りは、引き続きよく練習しておきましょう。


開演ベルの練習に入っています。

assignmentどおりにマーク出来ていない子がいます。

もう一度譜面を確認してください。

L(青)R(赤)、ハイライターでも結構です。


Top-Upではハンドベルレッスンがありません。

3週以上空きますので、感覚が鈍らないように

いつもの練習、ルーティーンを大事にしていきましょう。^^



〈Cantabile〉


「わんぱくマーチ」「アイノカタチ」「生命の奇跡」をやっています。

Top-Upからは「童謡」に入りますので、この日までが

前2曲に時間を割ける最後の日でした。


録画をいくつかシェアしますので、そちらを観ていただきながら

ログを読んで欲しいと思います。


「わんぱくマーチ」

①全体的に↑のドが低い。

いーざーゆーや なーかまたーちー ざすはあーのおかー


など、高い音の狙いがまだまだ甘い子がいますね。惜しい!

顔の意識だけでもだいぶ変わってきますよ。^^


②アルト、Bに入る音がわかっていない。

録音の1の最後を聴いてください。Bからアルトだけ、といったところ、

全員バラバラな音程でお経のように歌っているのが聞こえたと思います。


このあと、ひとりずつ歌ってもらいましたが、全員、

まず、「かたをくんでいこうー」の最後の音F(ファ)からB♭(シ♭)への

ジャンプで音をロストしています。

しかし、シ♭の音をガイドしてあげると、その先は正しく歌えているんですね。

つまり、ファ→シ♭さえ掴めればイケル!ということです。


先週お話しましたが、手を使って。必ず手を使って音程幅を確かめてください。

ファが胸の前だったら、シ♭はどこになるかな?

と、レッスンでやっているように、家でも思い出させてあげてください。


そして、全員。

雑に歌わないこと。一人一人の怒鳴る声が欲しいのではなくて、

正しい音が欲しいんです。

それが束になったら大きな大きな美しい歌声に聴こえます。


家で歌を練習するとき、音源をかけていると思います。

子供は「しゃくるように」音を探していませんか?

それは音符を見ているのではなくて、聴こえるガイド音に無理やり自分の声を

当てはめようとしているだけで、歌えているわけではありません。



「アイノカタチ」

これが一番課題が多いですね。本当はもっと時間を取りたいところです。

Top-UpでCantabile強化練習時間(11:20~12:00)がありますので、

そこでミッチリやりますが、とにかく音程。

ここを妥協してしまったら、音楽が成立しないので、口を酸っぱくして言います。

正しく音程を取りましょう。


正しい音程が何か、わからないという方は下の画像を見てください。


例えば、「ド」の音を歌うとしましょう。

音はまぁるいものだと思ってください。

上下に隣接している○は次の音です。


正しい音程とは、赤丸のど真ん中に当たる音のことです。


青丸の2や3は、まぁドを歌っているんだろうな、とわかる音。

でも正しいドじゃない。

2は少し音程が高いし、3は低い。

おまけにタイミングも前後にずれている。


青丸4と5に至ってはもはや違う音。

4はシの音程が高い音に聞こえるし、5はその逆ですね。

タイミングが合っていても音が合っていないのでは

合唱にも合奏にもならない。


正しい音程で歌うということはとても難しく感じることかもしれません。

しかし、うちのCクラスの子達は、

「正しい音を狙って打つ、狙って歌うレッスン」をしてきています。

どうやって正しく狙うかもわかっています。

ソルフェージュをする、ということは、ただドレミで読むことではなくて、

前の音と、どういう関係に今の音があるのかを

結んでいくことです。


歌いながら音が狂っていく、というのは、次の音にたどり着けていない、

つまり迷子なんですね。

ドから、つぎソに行かなきゃいけないけど、ソってどの高さ?

わからないわけないんです。

その音程感と音感訓練をしてきてるんです。発声練習だってしっかり音程感を大事に

レッスンしてきています。できるんです。できるから、その頭を使いましょう。



*****************

このホリデー中にやってほしいこと。

その①・・・練習用音源を伴奏音源に変更して歌わせてみてほしい。


※練習用音源(ガイドあり)

※伴奏音源(ガイドなし)


ガイドなしで音がしっかり取れているようであれば合格です。

逆に、できなかった、ということはガイドに頼って歌っているということです。


楽譜は、自分から読むことでしか、読めるようになりません。

音やリズムは耳からだけ入ってたら、いつまでもできるようにならない。

今、子供達はちゃんと楽譜と対峙できる力があります。

なので、積極的に読ませましょう!



その②・・・楽して歌わない。


ブレスの前の音を、端折りすぎて、全部短い。

これはDクラスの鍵盤ハーモニカも同様です。

ブレスをするために音を休んじゃダメです。ギリギリまで歌う!!!


例えば。「生命の奇跡」のB。

We shall never be alone (ハーッ)←

as we link our hearts in one (ハーッ)←

joining voices from above (ハーっ)←

                 

あけすぎ!!!!!!間があきすぎ!!!音どこ!              

もっとギリギリまで歌って、それからギリギリで吸って!


音楽演奏するっていうのは、そのギリギリをいかに美しく繋いでいくか、

人に聴かせるための音楽で、自分がラクをしちゃいけないんですね。

苦しいんです。シンクロの選手みたいに、水面下で超頑張ってる、

息すっごい苦しいけど余裕の顔してみせる、ていうのと同じなんです。

そこも併せて、気にしながら歌の練習をしてみてください。


・・・と、これだけログが長いので、お気づきのことかと思います・・・


合唱が一番課題が多くて現段階でとってもピンチ!!!!\(^o^)/


ということで、頑張って参りましょう!!!!



〈Dynamico〉


「ヘングレ」二回通しています。


1回目は、息継ぎの都合でブツブツとフレーズが切れていて

綺麗に聴こえない箇所が本当に惜しかったです!


2回目、上記の点を注意してもう一度トライしたものです。

1回目より落ち着いた演奏になりました。


ヘングレに関して、別メールでログを配信しますね。


「いだてん」

全員、目標はちゃんと達成した、と自信を持って言えたようで

とても立派だと思いました!^^

録音(角度的に皆が映らなかった為)を聴いてもらうとわかるとおり、

今は「全員譜読みが終わった」という最初のステップを超えたところですね。

まだまだバラバラ、タイミングが合わなかったり、全員が出揃わなかったりと

まちまちです。


最初のステップを全員突破できたこと、これを励みに、次は

「確実な演奏」を目指します!!!


合唱と同じく、「適当に演奏しないこと」。

鍵盤ハーモニカは吹けば正しい音程で鳴ってくれます。

歌よりよっぽどコントロールがしやすいです。

だからこそ!!!リズムに忠実に演奏したい。


指揮のタイミングに合わせるポイントがたくさんあります。

この2週間で「自分の譜面に余裕がある」状態までコンディションを

上げていきましょう。Top-Upで指揮やアンサンブルに集中できる状態へと

つくっていきます。


ボンゴ、しっかりテンポをキープできています。

先週よりも数弾上手くなりましたね!立派です。

録音の時、Pの入りが1小節遅くなってしまいましたが、この録音以外のときは

入れていました。大丈夫です。


シンバル、前半の出番でロストしてしまうので、そのあたりを練習しましょう。

後半は割と大丈夫、Pの打楽器SoliはTop-Upでがっちりやります。

リズムどおりたたけるようにしておきましょう。



〈Amabile〉


発声練習ではしっかりと良い声がでている子供達。

歌の上手なクラスですので、童謡メドレーでも声を出して

参加できるように頑張っていきたいですね。^^


これから合同練習になってくると、上に引っ張られて急にできるように

なってきますので、楽しみにしていてください。

せっかくのレベルアップの機会を逃さないように、

歌詞に迷いをなくしましょう。参考動画を使用したり

お母さんと一緒にお口を見せながら歌ったりして、

歌を覚えていきましょうね。^^


「The Waltzing Cat」やっと最後まできましたね。

きちんと毎週毎週のレベルは上がってきています。

今回はD~先のレッスンが主になりましたが、きちんと皆のおうちでの

おさらいの度合いが伝わりましたよ。^^

大変立派です。


演奏するとき、人に釣られない、というのが難しいところですが

こればかりは慣れしかない!ということで、

皆ほとんどできるようになっていますので、

身体に馴染むよう、お母さんがいなくても演奏できるように

頑張りましょう。


音を鳴らすところだけが演奏なのではなくて、

休符(音がないところ)も音楽です。

自分の出番がないときに、決して音を鳴らさないように。

これは一緒に演奏する仲間への大事なRespectであること。


①頑張っているお友達の演奏を邪魔してはいけない。

②自分の出番のときは、いつも頑張っている成果を存分に出せるように。


これがとても大事なことだよ、と練習の際には

子供に思い出させてあげるようにしてください。

音楽はチームワークです。^^



KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。