音楽基礎教育の大切さ

皆さんは、お子様に「何か音楽系の習い事をさせたい」と考えたときに、一番に何を思い浮かべるでしょうか。

バイオリン、フルート、トランペット・・・いいですね、どれも憧れの楽器です。

習うからにはある程度は上達してほしいと願うのが親心。

しかし、楽譜が読めない、音感がまだ備わっていない小さな子供が楽器を習うことが、どういうことか考えたことはありますか?



それは我々大人が、学んだことのない言語の説明書付きのスーパーコンピューターを

「操作してみてください、できない?じゃあ練習してください。」

と言われているのと同じくらい無茶なこと。


どのボタン押せばいいの、というかそもそも何て書いてあるの?

わからないまま楽器と対峙し、時間だけが過ぎて行く・・・

とても勿体無いことです。



そう、楽譜は音楽の世界の共通言語。

言語学習と同じ 「読み書きができないけど喋れます(歌えます、弾けます)」では、

必ず壁にぶつかり伸び悩み、上達しないことに苛立ち、

そのものを嫌いになってしまうこともあります。

苦手意識が、「嫌い」を生み出し、その子の中から音楽が消えてしまう、

そんな悲しいことはありませんよね。



易しいところから、しっかりと音楽の理論を学んでいくことで、

音を聞く、音を読む、音を書く、音を使いこなすことができるようになるのです。

大きく力をつけたその子供達は後にどんな楽器に触れることになっても、

その基礎が活きてグンと上達するでしょう。


得意が増えることは、自信につながり、生き方に輝きを与えてくれるのです。

KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。