レッスンログ 5月30日

COVID-19の影響で2か月以上の休講を余儀なくされたKANADEも

この日からいよいよ再スタートとなりました!


欠席者0、全員出席で迎えた久しぶりのレッスンでは、

いつもに増して笑顔が溢れ、声がウキウキと跳ねていた子供達。

「音楽ってやっぱり楽しい!」という思いを、

心から感じることができた一日になったことと思います。^^


さて、レッスンログです。

〈Amabile〉

かわいいかわいいAmabileちゃん達、

久しぶりでも怖気づくことなくレッスンに臨んでくれましたね!

皆の笑顔にとっても癒されましたよ。^^


大きく期間が空いたので、前にやったことや

ルーティーンの「思い出し」ができるように進行しましたが、

皆とても良く覚えていましたね!

ドレミの歌は、出だし元気よく歌ってくれてとっても素敵でしたよ。

音階列をスラスラと言えるように、「ミの一つ上はなんだっけ?」

「ラの一つ下はなんだっけ?」と時々クイズを出してあげると

いいですね。是非やってみてください。^^


毎年KANADEでは、秋の季節(Term2の始め)に

日本の童謡・唱歌から秋の歌をいくつか選んで歌っています。

今年はTerm2の始まりが1か月押してしまって

暦上では秋ギリギリ(南半球は6月~冬とされていますね。)

に導入したこの「まつぼっくり」、歌詞も可愛く

覚えやすいので、おうちで復習してみてくださいね。


リズム(音符の読み)も良く覚えていましたね。

この日は1小節(列車1台分)のリズムを反復しましたが

私の手拍子の真似ではなく、カードを目で追いながら

叩けていた子が前よりも増えていたこと、大変立派でした。

リズムを耳で覚えるのは簡単です。

それを読み、書くことができることで、受け身ではなく

作り手側の楽しさも味わうことができる。

音楽と仲良くなることは、楽しいですね!


音符カードを配布しました。

次回、「楽譜鉄道 ト音記号くん」という単元に入ります。

皆さんカードを切って、記名または自分のものとわかる印をつけて

持ってきてください。


元気いっぱい、よく頑張りましたね!

来週もAmabileちゃん達と楽しく音楽ができるのを

楽しみにしています。



〈Brillante〉

さぁ、久しぶりのBクラス。

このクラスの子供達はシャイで人見知りなタイプが多く、

「おはよう~!」と声を掛けたら「え、」みたいな顔をされましたが(爆笑)

椅子に座ったら元通り、にっこり笑ってくれましたね(笑)!

よかったです。(ほっ)


さて、久しぶりの鍵盤ハーモニカ、

前回のログでも書きましたが、この時点で鍵盤ハーモニカに

つまづかないよう、根気よく、根気よく頑張りましょう。


「チューリップのワルツ」、全員合格できるように

一生懸命頑張ってみましょうね。

先生は「あきらめない」人ですので、できるまでやります。


「トンネル」、皆ソルフェージュはきちんとしてきてくれていましたね。

おりこうさんです。中には「もう吹ける」と言ってくれた子もいました。

おりこうさん×100!

さて、この曲は「指替え」のトレーニング、そして「調号」を読む練習です。

#について学びましたね。鍵盤を実際に触りながら、半音上がる感覚を

覚えさせます。何度もしつこくやりますので安心してください。


①親指の上を、人差し指でクロスする奏法

②クロスした人差し指の下からくぐって正ポジションに戻す奏法


この2点、気を付けながら練習しましょう。


「かえるのがっしょう」も次回やりますが、

ケケケケケケケケ、の部分、タンギング、tu tu tu tu tu tu tu tu 

できちんと練習してみましょうね。

----------------

歌のレッスン、この日からB単独になりましたが

全然平気でしたね!さすがです。

一度Cで慣れたおかげで、声を出すことを躊躇するような

構えがなくなりました。素晴らしい。


秋の歌「虫の声」をやりました。

虫の姿かたちはともかくとして、とても可愛らしい

風情溢れる曲ですね。

日本語での擬声語を学習するためにも良い教材です。

覚えやすいメロディー、長さでもあるので、

おうちでおさらいして、次回自信をもって楽しく歌いましょう。^^



〈Cantabile〉

褒めるところしかない!!!素晴らしいCクラス。

声の美しさ、レッスン態度の良さ、積極的にレッスンに

臨む素直さ、どれをとっても100点満点ですね!

幼児クラスから手塩にかけて育てた

KANADEの教育の集大成の子供達、何だか久しぶりに

会えてジーンとしました。


さて、C単体でのレッスン。まとまりがあって本当に

良い声でした!休みの間で、声帯が衰えてしまっているかなと

心配していたのですが、大きくダウンはしておらず、

おうちでお歌を歌ってくれていたんだなと、嬉しく思いました。

これならすぐに戻せそうです!嬉しいです。ありがとうございます!


尻切れトンボで終わるのは嫌なので、

「赤鬼と青鬼のタンゴ」は、ちゃんと歌えるようになって

終わりにしたいと思います。

子供達、とっても張り切って歌ってくれて、しかも本当に

綺麗な声で、怒鳴らずに、がなり立てずに、頑張りました。

「ふぅ~!」が可愛い(笑)


第一段階として、「譜面通り歌えた。」というレベルは達成、

次のステップ、「歌の表現を一人一人が気にしながら歌唱」に進みます。

スタッカート、スラー、アクセントをつけて

ダイナミクスを意識して、それを表現していきます。

レッスンでぐんと良くなったので、それをおうちでもkeepしましょうね。


また、「短調について」学んでいます。

この「赤鬼と青鬼のタンゴ」は短調、そしてMTBトラに例として載せた

イ短調であることから、教材として選びました。

和声的、旋律的短音階に共通する点、第7音を半音上げる、ということ

MTBを見ながら、楽譜と照らし合わせて教えています。

今は「そうなんだー」ベースで、へぇ~と思ってくれればそれでOKです。

音楽の勉強は一朝一夕ではかないませんので、

完全理解まで、何度も繰り返して時間をかけていきます。^^


秋の歌「もみじ」配布しています。

時間がなくて「もみじ」に入れませんでしたが、

もう歌えるよーと言ってくれた子もいっぱいいましたね。素敵。さすがC。

この曲は、1番を斉唱(ユニゾン)2番を部分輪唱になるように

書きました。美しいメロディーを存分に味わってほしいと思います。

楽譜を見て、歌詞を確認、意味が分からないところなどは

積極的にPCなどで写真を見せてあげてほしいと思います。

日本の秋の風景を、今実際に目の前にないものではありますが、

感じられるといいですね。^^



〈Dynamico〉

感動!!!!!

鳥肌が立ちました。

初音出しで、このクオリティでできるまでに

おうちで練習してきてくれたんだ、という驚きで、涙ぐみました。


今いるこのDの子たちは、皆が皆最初から鍵盤ハーモニカが

スラスラ難なく吹けた子たちじゃなかった、

もう皆苦労して、皆壁にぶち当たって、それを乗り越えるために

必死になって練習してきた子たちです。


すごいんですよ、皆が「得意」だっていうんです。

最初はできなかった鍵盤ハーモニカを、今は「得意だ」と

言うんです。号泣。

なんかもう今これを書いてて涙出てしまっていますが、

その子たちが、今この「Londonderry Air」を、

こんなに美しく演奏できることに胸が熱く震えました。


褒めるところばかりでしたよ!!!

素晴らしい、家庭での努力でした。^^

子供達は皆「きもちよかった!すごいたのしい!」と笑顔をほころばせていて

この子達は私の宝物だと、改めて思いました。

よく頑張りました!おりこうさん!!!


最初に全員で全体通し、

次にグループごと(4チーム)、

そしてパートごと(1st/2nd/3rd)それぞれの奏法指導

最後に注意点を反映したうえで、全員で全体通し、

と進めました。


1回のレッスンで、指導すればするほど吸収して

すぐそれを実践できる子供達、大変立派でした。

どのグループ、どのパートも本当によく頑張りました。


合奏でしかできないポイント、

・チームの音量バランスをそろえること

・横の仲間とのブレスのタイミング

・指揮

これをよくよく意識できたと思います。


おうちでの練習で、

①ブレス箇所を間違えないこと(ずれると苦しい)

②音符ギリギリまで伸ばすこと(途中でやめない)

③ダイナミクスの表現

④タンギングなのか、スラーなのか

⑤感情をこめて、美しい曲に身をゆだねて気持ちよく、


この5つ、気を付けて吹きましょう。


最後の通し(半分まで)のビデオをシェアします。

録音だと音の響き、臨場感や空気が伝わりきらないのが

もどかしいですが、本当によく気持ちを込めて

頑張りました。是非聴いてください。^^







KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。