レッスンログ 6月6日

6月。1年上半期の最後の月に入りましたね!

ひんやりとした外の空気に、薪の匂いを感じると

NZの冬がやってきたなぁ、と感じます。^^


さて、今週のレッスンログです♪

〈Amabile〉

今週もとっても元気に、そして意欲的にレッスンに

取り組んでくれたAmabileちゃん達。大変立派でしたよ!


この日は新しい事を沢山学んだ1日でしたね。

まず一つ目は「メトロノーム」という速度を教えてくれる機械。

楽譜はまず、①拍子確認 ②テンポ ③調判定

この3つを必ず最初に確認してから読んでいきます。

音楽のとても大事な要素である「テンポ」、

これからしっかりと感覚をつけていきましょう。


そして、楽譜鉄道「ト音記号くん」を導入しました。

プロローグでお話ししたように、ト音記号くんの引っ張る車両は

決められた長さの音符カードしか載せることができません。

これは、楽譜上でいう「小節」の役割です。

幼児1年目は、まず音符の音価(長さ)を形で見て捉えます。

そして、「たん(1)」がいくつ分かを数える、という

算数的な要素が強いですね。


これからは、これまで習った音符を組み合わせて

次のステップ「合奏」に挑戦していきます。

カードを使って積極的に読み、叩く練習をルーティーンに

是非加えてみてください。


新しい音符「た」そして二つくっつけて「たた」、

これから沢山出てくるリズムですので、今から仲良くなっておきましょう。

そしてこの「おもちゃのチャチャチャ」では、「たた」のリズムが出てきます。

おうちで思い出しながら、次回のレッスンで楽しく歌えるように

練習してみましょう!

他にも可愛い動画のついたYoutubeもあったのですが、

残念ながら歌の音程がうーん・・・(+o+)、という感じだったので

こちら↑の参考演奏を使用して、一緒に聴いて歌ってください。



〈Brillante〉

大変すばらしい!とってもよく頑張って練習してきましたね。

大きな大きな拍手を全員に贈りたいと思います。^^


レッスンでちゃんとできたとき、満足のいく演奏ができたとき、

子供達はそれをしっかりと自覚して「ぼく、わたし、すごいできた!」

と自信を誇らしく感じます。自己肯定の気持ちは、自信を生み

先へ先へと学ぶ意欲をもつきっかけになってきますね。

Bクラスの皆さんは、特に今回その「できた!やったー!」という気持ちを

7人それぞれが強く感じることができたと思います。

技術だけでなく、心の成長も共にあり、大変すばらしい、充実したレッスンになりました。


おうちでの頑張り、お母さん、お父さんのサポートあっての

子供達の成長です。どうぞ皆様ご自身のことも褒めてさしあげてくださいね。^^


さて、次回は「みんなの鍵盤ハーモニカ」の最終ページ「ぶんぶんぶん」を

合格目指して頑張りましょう。

レッスンでお話しした通り、ミファソミレミファレ・・・・の部分は

自分のできる速度で吹きがちになります。

それまでは簡単なので、さらっと「ソッファッミー」と軽快に進むのですが

急にスローなミファソミレミファレ・・になってしまわないよう、

最初から一貫したテンポでできるように、最終目標テンポ100を目指して

みてください!


次は「上のソラシドレ」を読み、吹く、練習に入り

これが終わったら、個人基礎の習得から「合奏曲演奏」へのステップアップに

進んでいきます。

自分だけの世界→お友達と合わせる世界へと、どんどん変わっていきますね。

その分とても楽しく充実した時間になるはずです。^^

楽しみにしていてください。


歌は「虫の声」をかわいく楽しく歌って、

もう一曲、季節の歌「たき火」に入ります。

初めての子も、歌ったことがあるよー!という子もいると思いますが、

季節の風景をイラストなどでイメージしながら

歌の世界観を楽しんで歌っていきましょう。

この歌は最高音が上のド、でBクラスの稼働音域としては余裕があります。

おうちで歌うときは、「きたかぜ ぴぃぷぅ」の「き」、で

眉毛を上げるように、喉でがならない歌い方を目指しましょう。



〈Cantabile〉

この日も、のびのびと良い歌声を聞かせてくれたCクラス。

大変意欲的で素晴らしいですね!

基礎練にしっかり時間をとり、雑に歌わないよう気を付けながら

頑張っています。


新譜「もみじ」に入りました。

おうちでよく音楽を聴いてきてくれたおかげで、歌詞の説明の際には

その動画で見た風景や、楽譜に載っているイラストと

曲のイメージを頭の中で結びつけることができていました。


また、作詞者、作曲者についても学んでいます。

この岡野貞一・高野辰之のコンビで「春が来た」「ふるさと」

「朧月夜」など、多くの名曲を残していること、

そして歴史の中でどのあたりに位置するか、など

イラスト年表を見ながら確認しました。

このイラスト年表に子供達は釘付け。^^

おもしろい!ほしい!と口々に言っていましたので、

次回皆にも配ろうと思います。^^


さて、この「もみじ」。1番を斉唱、2番を輪唱を含んだ合唱で書きました。

全員、どちらのパートも歌えるよう練習してもらいます。

そして、この歌をペア、ないし少人数で発表してもらい、

定期に向けてのソプラノ/アルトを決めていく予定です。


以前からお話ししている通り、ソプラノが楽だとかアルトが難しいだとか

そういうことは決してありません。

出版譜はともかく、私が書く譜面では両パート共に旋律を持つ箇所があり、

ハモる箇所もあります。パート分けのポイントはただ、

高音と中低音、どちらが楽に、自信をもって声が出せているかそれだけの判断です。

Cの皆さんはとっても良い声が出るように育ってきました。

次の定期で歌う予定の曲は、この子達の良さが最大限活きるように

選曲しています。皆さんに早く聴いて頂きたい、と今からとても楽しみです。


「もみじ」のアルトパートはGoogleドライブでシェアします。

レッスンで音とりをしていますが、この音源を使って復習してみてください。^^

お母さん、お父さんにメロディを歌ってもらって、ハモる練習をしてみると

とっても楽しいと思いますよ!やってみてください。^^



〈Dynamico〉

Londonderry、2回目のレッスンでした。^^

前半部分、(A~B)はとてもよく合わせることができていて

余裕の表情も見えてきましたね。


音楽を演奏するうえで、ダイナミクス(強弱)の表現とはとても難しいものです。

記号の意味としては、大きく/小さく、と言えるものですが

実際に音量だけの問題ではなく「人の耳が、その音を小さく感じるように

雰囲気としてだけp」にするという奏法も用います。


楽譜上で、最初のダイナミクスがfではないので遠慮がちに

吹いてしまいがちですが、曲のイメージを大事に、

音色を豊かに美しく響かせることを大事にしていきたいので、

息の量を落とすことをせず、息を吹くスピード感を変えていきます。

こういった難しいことをレッスンでやっているわけですが、

子供達は大変よくチャレンジしています。

特にレッスンでしかできない、他のパートとのバランス調整も

そこに加わり、すごく神経を使っていますね。

よく頑張っています。


今週おうちでできることは、「息の量を落とさない」という練習です。


基本的に演奏は、まず大きく作っていくことが大事で、

まずはしっかりfを鳴らせるよう練習します。

そこから削っていく、というのが上達への道です。

レッスンでそこをやっていきますので、まずは

吸った分だけ吐き切るように楽器を鳴らす、足りなければ沢山吸う。

ただし、乱暴な息の入れ方は絶対にしないこと。

歌と同じ、です!^^


1st:

Cの1小節前~1小節目、必ずカウントすること。

オルガンの旋律を聴いて、次の小節の1拍目をとらえる。

1(でとらえて)、2(準備)、3(ブレス)、4(タタ・・・)

難しい入りですが、この重なり合いがうまくいくと

とてもきれいになります。指は回っているので、カウント、

とにかくカウントをしっかりとりましょう!がんばろう~!


2nd:

良く吹けていますので、もっと指揮や1st、3rdとのチームワークを

意識できるようにしましょう。突っ走らない、ポイントポイントで

拍感を大事に。スムーズな息、長い音符はギリギリまで吹けたら

より良くなります。


3rd:

低音で息がとても苦しいと思いますが、良い肺活量で頑張れています。

大変立派です。こまめにブレスをとることは全然OK、

その代わり、音を省かずギリギリに吸えるようにしましょう。


Org.:

よくできています。怖がらずに、同時に、

自分勝手にテンポを作らないように

周りによく気を使って弾けるようにしましょう。


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全パート、よくさらってあります。

この日、ここがうまくいかなかったなぁ、と思うところが

各々あることを自覚していますので、

「レッスンでうまくいかなかった所、思い出してごらん」と

ただそれだけ、促してあげてください。^^

今週もWell Doneでした!

KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。