レッスンログ 9月12日

土曜の朝、KANADEに向かいながらの運転中に

朝が随分明るくなったなぁと感じます。

6月~7月末までは本当に暗いし、寒いし、早く春になれ~と

思っていましたので、今は少し気分が上がって嬉しいです。^^


さて、今週のレッスンログにまいりましょう。

〈Amabile〉

今週もStudent onlyのレッスンをとても良く頑張った

Aクラスの皆さん、大変立派でした!^^


この日は鏡の方を向きながら、自分のお顔を見て

発声練習をしました。習いたての発声練習ですが、

一生懸命にお口と手に集中して歌えましたね。おりこうさんです。


「ほたるこい」「カエデの木のうた」を歌っています。

「ほたるこい」は楽譜通り、最後の

♪ほーたーるーーーーーこい!のところまでやりました。

おうちでも音源などを使って、最後まで迷うことなく

歌えるようにしていきましょう。


「カエデ」は、高い音のところでは、目をしっかり開けるようにして

歌いましょう、と指導しています。

これは目を開けることで眉毛が上がり、頬の表情筋を引き上げる

効果があり、音程を高くとるために必要なことです。


例えば、↓の太字の部分、

♪ぼくの せいのー なーんーばいもー・・・

や、

♪ぼくが おおきく なーったってー ・・・

などの音ですね。^^おうちでも気にして歌ってみてください。

歌詞を覚えるためには、とにかくくりかえし聞いて、歌うことが大事です。


もう一曲「はるのおがわ」をおうちで練習していきましょうね。

まずはこの動画を使って、歌詞、音、歌の感じをつかんでいきましょう。

一通り歌えるようになったら、KANADEバージョンを練習していきます。^^


さて、今週のリズム練習は、前回に引き続き「付点音符」です。

5日(土)は3つ伸ばす「たーあーあー」付点二分音符をやりました。

この日はその復習と、1.5拍の音符「たーあ」に挑戦しました。

この「たーあ」は単体で使うことが少なく、大体が八分音符

(or同等の音価の音符)とセットで用います。


皆の良く知っている「ぞうさん」の童謡をつかって

「たーあーあー」を通して叩く練習

「たーあ た たん(ぞーうさん、の節)」を通して叩く練習

をしています。


(今は長い音符を叩くときに、前に手を出していますが

これはカスタネット奏法がそうだというわけではなく

あくまでも拍を感じるための動きです。^^)


簡単なお歌ですので、「ぞうさん」でリズム遊びをしてみましょう。

家で思い出させてあげると、習得もスムーズになります。^^

是非チャレンジしてみてください!



〈Brillante〉

「ラ・クンパルシータ」2回目でしたね!

前回おうちで復習してきてね、といったポイントの一つめ、

「出だしの伸ばし音」が、とっても上手にハーモニーを作れて

素晴らしかったですよ~!!!タイミングを合わせよう、という

気持ちが見えました。


さて、A~の部分。この日は全体で合わせた後に、

二人ずつペアになってA~Bまでを聞かせてもらいました。

これはよくログでお話しすることですが、

家での練習ではできていたけれど、レッスンの場になると

緊張しててんぱってしまう、指が絡まってしまう、息が上がってしまう、

と、興奮状態になってしまう子も多くいますね。


大丈夫、先生はとって食ったりしませんし、落ち着いて(笑)。

これを克服するためには反復練習で余裕を生むしかないです。

そのためにこれだけ本番までのレッスン時間を設けているので

「もう飽きた」と言われようが、コツコツやりましょう。


これは子供たちにも話しましたが

今まで、できが悪くて怒ったことは一度もありません。

先生が叱るときは「話を聞いてない」ときだけだよ、と言ったら

「あーそうだったかも。」と納得してくれました(笑)かわいい・・・。


とにかく今は全部を通さないこと。

区切って、その箇所を正確に演奏できるようにすることが一番大事です。

今回A~B終わりまでがノーミスで吹けた子は1stに一人、2ndに一人だけでした。

今の段階でそんなことは全然問題ありませんので!!

とにかく重複しますが「上達のためにはコツコツ練習あるのみ!」です。

皆で合わせたときに素晴らしい演奏になるように、各自が努力を積みましょう。


今週は、12日(土)にできなかった箇所のおさらい(全員A~B終わりまでの復習)

そして、C~D終わりまで、を練習してみてください。^^

特に気を付けるところは、八分休符(う)を感じることです。


新しい用紙(楽譜)を配っていますので、そちらに書き込みを写して

使ってください。ちょうど練習欄がいっぱいになったタイミングの子も

大半いたので、練習欄も新しくなって丁度良かったかな?^^


歌は、「ほたるこい」の復習と後半、掛け合いになるところを

練習しています。

次回「カエデの木の歌」を音出ししたいと思いますので

おうちで練習してきてくださいね。

Aクラスのログに貼った「春の小川」も聞いて歌ってみてください。^^



〈Cantabile〉

今回も集団制限下ということで、ソプラノ、アルト分かれての

レッスンでした。


MUSIC、カイト共によく音が取れていて、進みも順調でしたね。

先週に引き続き、特に言う事無し、良く頑張っています!


何度もお話ししていますが、とにかく発声練習が大事です。

声帯は筋肉ですので、継続的な筋トレ、それも真面目に

取り組めば取り組むほど、柔軟で美しい伸びのある声に

成長します。


レッスンで発声練習中や、歌唱中に生徒の間を通って

一人一人の声を聞いていますが、

家で発声練習をしている子の声がとても良くなっていること

はっきりとわかりますよ。^^素敵です!


アルトさん達は、細かく音が移り変わる箇所の

歌い方練習を、

ソプラノさん達は、表現力の向上、という目標をもって

NHK for Schoolの動画であった、「円になって歌う」

ということをやってみました。


それぞれアプローチ方法を変えながら

上達への道をしっかり歩んでいますので

どうぞ演奏会を楽しみになさっていてくださいね。^^


上述の通り、順調な進みですので新曲を次回配布します。

ミュージカル・アニーの名曲「Tomorrow」です。

今回は、定期の全体合唱用に編曲しましたので、

この音源よりも易しく書いています。全体的な流れはこのような

感じになりますので、聴いておいてください。^^



〈Dynamico〉

オーケストラ版「展覧会」を聴いておいてください、とお願いして

いましたが、ちゃんとおうちでそれを実行してくださって

本当にありがとうございました!

子供達の音楽の解釈や、楽器の音の感じがクリアになってきて

表現力がとてもよくなったことを感じました。!^^


こういった楽曲研究、本物を聴くことは、子供達の音楽力を

さらに研ぎ澄ましてくれる良い研磨剤になっていきます。

素晴らしいですね。Dの子供達を、いつか本物のうまいオケ

聴きに連れて行きたいです。^^


Mel.1、Mel.2共に、「プロムナード」のブレス位置を再確認しています。

この楽章は全ての音をPesante(重く、重厚な響きで)で演奏したいので

四分音符はしっかりとTUの発音で吹き込みます。

この楽章に限って、なるべく小節内でのブレスを避けます。


*************

【プロムナード】


ファンファーレSoli/Tutti(Mel.1&2)

Aの冒頭、二小節のフレーズは、ブレス位置は小節線の上のみ


6小節目

Soli2名は「ソラファ」のファをしっかり吹き切って、

Tuttiにバトンタッチ。

Tuttiの「ファーレードシファ」はひと息で。

8小節目も同様。


Bの2小節目/Cの一小節前

小節内ひと息。ブレスは直前に大きくとる。


Cの1~2小節

pで、優しい音、スラーは「Tu-lu-」


Cの3~4小節目

タンギングは「Tu-lu-tu-」、重く、たっぷりと。


Dのファンファーレ

Secco(固く)でf。まっすぐ息を飛ばす。


その後最後まで

出てくる四分音符は全部重く、しっかりテヌートで

まっすぐとした音をイメージして吹く。

ブレス指定の「’」マーク以外のブレス位置は小節線の上のみ


**********

これらを統一していきます。

全員これがそろったら、荘厳な響き確定です!!!

楽しみすぎる!!!!


Mel.1は「卵の殻を被ったひなの踊り」に入っています。

初めての音出し、よく頑張りました!!!

この曲の難しさは、表→裏→表、と拍の感じが変わるところですね。

「たウ たウ たウ たウ」→「ウた ウた ウた ウた」と

八分休符の位置が変わりますが、この「ウ」八分休符を

喉の奥で感じるようにして吹くとうまくいきます。


フェルマータからオクターブのドド、は

指揮のタイミングをよく見ます。


ソロ、大変お見事でした!上手でしたよ!^^


初音出しでここまでできるのは本当にすごいです!Mel.1立派!

合わせの回数を積んで、さらに全体として向上していきましょう。


Mel.2はプロムナードをガッチリ固めています。

次回は「たまご」に入るので、音の間違いがないように

しっかり読んで、さらってみてください。


以前にお知らせした通り、この次に入るのは

「2.小人(グノーム)」 になります。

プロムナードはだいぶ余裕になっている子が多いので

譜読みを先に進めてみてください。


次回は引き続き「プロムナード」と「卵の殻を被ったひなの踊り」です。


KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。