レッスンログ 3月18日
先週は悪天候のため休講としましたので
二週間ぶりのレッスンとなりました。
冠水、浸水被害も多く出た今回の大雨でしたが
KANADEの皆さんのおうちに大きな被害がなかったとのことで
ひとまずホッと一安心です。^^
さて、3月18日のレッスンログです。
〈ひばりクラス〉
一週空いたせいか、いつもよりも声が出づらかったようですね。^^
歌声を奏でる楽器は他でもない、「個々の身体」ですので
継続して鳴らさない限りは音が出づらいのは当然のこと。
昨日身体が「声を出す」ことを思い出してきたと思うので
来週はもっとのびのびと美しい声が聞けるはずです。^^
喋る声帯と、歌う声帯は別物です。
普段使わない場所を振動させて出すう「歌声」。
まだ成鳥になったばかりのホトトギスもあの美しい「ホーホケキョ」が
できるようになるまで、「ホケ・・」とか「ホーケッケッケ・・・」とか
思わず、頑張れ・・・!と応援したくなるような、そんな毎日の練習を重ねているのを
ご存知だと思います。
ひばりクラスの子達は毎週一回たった45分のレッスンで
歌声の声帯をしっかりストレッチし、のびのびした歌声をさらに向上させ
音程もかなりよくなってきています。
二重唱としてはまだ慣れが必要ですが、ユニゾンでは立派な響きを
聴かせてくれて、ホトトギスもびっくりの成長具合です!
せっかく一年近く大事に大事に磨き、育ててきたこの歌声を
余すことなく、レッスンで、本番で、発揮してもらいたいと
私はもちろん、保護者の皆さんも心から思っていらっしゃると思います。
そのために必要なことは、
「自宅でレッスンのように100%ボイスで歌を練習すること」・・・・
が、出来る環境であればそれに越したことはないのでしょうが、
そうじゃなくて全然問題なしです。大切なのは、
「自宅で歌詞をしっかり入れてくること」です。
これができれば、週1回、45分のレッスンはもっともっと花開きます。
歌えるだけの力がついているのです。あとはその、詞がでてくるだけです!^^
特別に練習時間を割かなくてはいけないことはありません。
これは、前述のように100%ボイスの練習体制でなくてもできることです。
歌詞を頭に入れる、というよりは歌詞がスムーズに口からでてくるようにする。
じゃあどうすればいいかな。と考えると、
かなり読み書きができる子であれば、目で追い、耳で聴く、ことで
相乗効果であっという間に入っていきます。
日本語の読み書きがそこまで追いつかなくても、問題ありません。
音源を有効に活用し、車での移動時間に鳴らしながら一緒に歌って学校にいく。帰る。
昼間、おやつの時間に音源かけてみる。口ずさむ。
それだけで十分入ります。ひよこクラスの子達は歌詞を読みませんが
あっという間に歌詞を覚えて歌います。
とにかく、聴く。聴く。聴く。気が向けば口ずさむ、でも十分いい練習です。^^
音楽は人の心を支え、豊かにし、色鮮やかな世界へつなぎます。
詞はその音楽に意味や意思、魂を込めて伝えたい何かが入っています。
これから生きる中での思春期の挫折や苦しみ、それを越えていく過程で
歌っている時間が慰めになることもあるでしょう。
ときに周りと人を比べて、自分に何があるんだろう、と自問することも
あるかもしれません。そんな時に、
ああ、私には歌があったな。と思える日がくるのかもしれません。
その時初めて響く歌詞もあるでしょう。
ひばりクラスは3週後に本番を控えています。
ああ、やっぱり歌っていいなぁ。好きだなぁ。と子供たちが思ってくれたら
それは私にとって何よりの幸せです。
〈ひよこ①〉
ひよこ一期生の成長っぷりが眩しい今日このごろです!!!(☆∀☆)
繰り返しおこなっているリトミックの動きが、聴く力が備わったことによって
もっともっと自信が出てきたのが見て取れます。
今年から導入した「ハローハロー」の発声練習では
一緒に手の動きをつけました。これには、
1.音程の高低をしっかり理解する
2. 手の動きに合わせて声を高く、低く出す、身体(声帯)の準備ができる
という狙いがあります。
とっても簡単で良い音感練習になりますので、
おうちでも遊びながら手をつけてハローハロー♪してみてくださいね!^^
歌声を作る、というと漠然としていますが、どういう過程で作っていくか
簡単に説明してみたいと思います。
例えばですが、「木の彫刻を作る工程」と「歌声を作る過程」は
とてもよく似ています。
①最初は無骨な木の塊(大きく声を出させる、躊躇なく声帯を振動させる)
↓
②削ってラフなフォルムを作る(音程の高低を把握させる、音を狙わせる)
↓
③もっと細部を削って全体の形を作る(どう声を出せばよく響くか、コツをつかませる)
↓
④やすりをかけて仕上げる(曲のイメージをくみ、フレーズ感をもって歌い上げる)
今、一期生の目指しているところは、上記で言うところの
①の後半~②のあたりですね。
とてもよくできていると思います!^^着実に積み重ねが花開いているのを感じます。
ひよこ①クラスは11月のコンサートで主に旋律を美しく歌い上げる
大役を果たすことになります。一歩一歩力をつけていきましょう!
さて、リズム練習では「楽譜鉄道・ト音記号くん」をやりましたね。
特に男の子は、この「ト音記号くん」をおうちで遊んでくれたようで
あーー作って良かった・゜・(ノД`)・゜・とむせび泣いています。(笑)
今はとにかくカードを組み合わせてピッタリと車両に載せる楽しみ、
が一番だと思いますが、そのうち慣れてくると
同じ長さのカードに着目してくると思います。
その段階にきたらチャンスです!!!音符と休符の長さについて
頭の中で何かが結びつくようになります。
遊びを通して、謎が生まれる、解決する、このサイクルは
子供に「音楽嫌い」を植え付けずに音符を受け入れさせる
いいきっかけになると思います。
今Termは「ト音記号」くんを使いながら
・遊びながら自分で1小節のリズムを作る→そのリズムを叩いてみる
・音符と休符の区別をつける
の2点に絞り、やっていきます。
Term2は、鍵盤ハーモニカを使って鍵盤の導入に入ります。
音符を色んなリズムで読めるようにしておくことで、
音符を高低で読む、この段階の助けになります。
リズムが読める+高低が読める=音符が読める、楽譜が読める
ことです。たくさんの世界が広がりますね!^^
来週は「秋」の歌を歌う予定です。
まずはこちら。
「虫の声」
この動画は、ちゃんと本物の虫の様子が見られるので(虫苦手な私には恐怖)
「まつむし」「すずむし」などわかりやすいと思います。
そして、この歌は「うたのほん」に入っていませんので
Googleドライブに歌詞・楽譜を入れておきます。
後ほど共有リンクをお送りしますので、必要に応じて
プリントアウトしてください。
「線路は続くよどこまでも」は、7月のコンサートで歌う予定ですので
引き続き、おうちで音源をきいて歌ってみてください☆彡
〈ひよこ②〉
昨日もキラキラした良い笑顔の二期生クラスに
たくさん元気をもらいました!^^
「やまびこごっこ」では随分と声が出るようになり
嬉しい驚きでいっぱいです。
さて、上の〈ひよこ①〉クラスのレッスンログで
「歌声を作る過程」について書きました。
・・・が、スクロールして、また戻って読んでもらうのは
大変なので以下にペーストいたしますね!
木の彫刻をつくる工程に似ている、ということで
歌声のそれと重ねてみましたのでご覧下さい。
①最初は無骨な木の塊(大きく声を出させる、躊躇なく声帯を振動させる)
↓
②削ってラフなフォルムを作る(音程の高低を把握させる、音を狙わせる)
↓
③もっと細部を削って全体の形を作る(どう声を出せばよく響くか、コツをつかませる)
↓
④やすりをかけて仕上げる(曲のイメージをくみ、フレーズ感をもって歌い上げる)
今、二期生クラスは上記の①の段階です。
場馴れして、躊躇なく歌えるようにする。
ピアノに合わせて歌えるようにする。
皆と歌えるようにする。
なので、まずは大きく息を吸って吐く。息を取り込んで声にする。
この当たり前とも思える動きを身体で覚えていきましょう。
お母様方の中には「うちの子は大きい声で歌うんですけど歌い方が乱暴で・・・(笑)」と
思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
最初は荒削りでも大丈夫ですので、まずは自由に。声を前に出していきましょう。
なので、音程のことはあまり気にしすぎないように
(②、③の工程で直していきます)
笑顔で元気よく歌えることを目標にしていきたいと思います。
あまりにも怒鳴り声に近い発声に聞こえるようであれば、喉をいためてしまうので
レッスン中に直していきます。
おうちでそういう声で歌っているときは、「一緒に歌おうよ!」と
お母さんが一緒に綺麗な声で歌ってあげてください。^^
歌声が混ざることの楽しさに気がついて、自然と音を寄せてくるはずです。
二期生は集中力が高く、歌も合奏も好きな子が多いようなので
得意をどんどん伸ばしていければと思います。^^
まずはレッスンでたくさん歌うことで、音楽を身体になじませていきましょう。
今週導入したドレミカード、初めてなのによくできましたね!
あと数回やって、音の順番をしっかり頭に入れていきます。
昨日はドレミ・・・の音階に合わせてカードをタッチしましたが
次回は変則的にピアノを鳴らします。
聴音(ソルフェージュ)の良い練習になります。
間違えても全然問題ないので、積極的にカードを並べてタッチしてみましょうね♪
来週は、二期生も秋の歌を歌います。
「まっかな秋」・・・うたのほんP.39
この動画は歌手の方も上手なのと、歌詞に合わせて
場面が切り替わるので「つた」「もみじ」など、詞を理解しながら
歌えると思います。^^
「うたのほん」では歌詞しかありませんので、この楽譜を
Googleドライブでシェアします。必要に応じてご利用ください。
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