レッスンログ 12月11日

12月2週目のレッスン。

先週よりもずっとリラックスした表情の子供たちでした!

全クラスとってもよく頑張りましたね。^^


さて、レッスンログです♪

〈Amabile〉

ご挨拶もしっかりできて、本当におりこうさんばかりのAクラス。

レッスンにも大変積極的で、いうことなしの100点です。^^


前回「思い出し」で歌のお顔や、歌う前の大切な4つのお約束をやって、

今回の「思い出し」では音階列、ドレミファソラシド・・・を並べて

発声練習をやってみましたね!

皆、音の順番をとてもよく覚えていて立派でした。


発声練習は、繰り返し行い、正しい音にレッスンで都度修正していくことで

きちんと真っすぐな美しい音程で歌えるようになってきますので、

日々の成長を楽しみにしていてほしいと思います。^^


「おもちゃのチャチャチャ」リズムもよく覚えていて、

カード並べは一つも間違えずに、皆が正しい音符を並べることができました。

素晴らしい!!!


そして元気に歌って、立派に演奏ができましたね!

最初の頃は「たん」「うん」を繰り返すだけでも難しく感じていた

子供たちが、今はこのように余裕を感じるほどに上手にリズムを感じ、

叩けるようになったことを、大きな成長として褒めてあげてほしいです!


新しい歌は「あわてんぼうのサンタクロース」です。

毎年KANADEはこの時期、定期演奏会の直後でお休みだったり、

プライズギビングがあったり、とレッスン日程が取れず

クリスマスソングを歌う機会がないのですが、

今年のAクラスはラッキーですね!鈴を使って楽しい合奏ができます。^^


クリスマスソングといえば、ジングルベルや、赤鼻のトナカイ、など

外国曲を日本語詞に直したものもたくさんありますが、

せっかくなので日本人が作ったクリスマスの童謡をピックアップしました。

かの有名な「このー木なんの木」の小林亜星さんの曲です。

おうちでぜひ歌ってみてください。(3番までです)

リズムも入れてみましたね!

あわてんぼうの~・・・からは、

「たん うん たん うん」の繰り返し、

いそいで りんりんりん・・・のところからは

擬音語に合わせて

「うん うん たた たん」や

「たた たん たた たん たた たん」

など、鈴を使って楽しく演奏します。


次回、歌いながら叩けるように練習してみてください!^^



〈Brillante 合唱〉

レッスンが再開してまだたったの二週目ですが、

先週よりも発声の声量が上がったのを感じました。^^

こうして勢いが上向きになってきた嬉しさ、なのに

次回やったらまたホリデーになってしまう辛さ(笑)!


さて、今回は「まあるいせかい」のレッスンをしました。

この曲は音がずっとつながっていくので、ブレスがとても難しいです。

合唱を上手にしていくには、ブレスのタイミングを必ず合わせること、

細切れに息をとらないよう、フレーズ感を意識して歌うことが大切です。


ブレス箇所を指示して、書き込みをしています。

なるべく自分の力で、口頭説明を理解し楽譜上で探させるように

教えています。いつまでも受け身だけでは伸びていきません。


B2の子供たちはさすが3年やって慣れているので、

さっさと見つけて書き込んでいますね。

B1の皆さんには「だれが一番早くみつけられるかな?^^」と

ゲーム形式にしています。すると、目をまぁるくして一生懸命自分で

探そうとします。かわいいですね。^^


その他、旋律を正しい音で歌えるように、

模範歌唱を聞かせて、反復させる、というように

身体に叩き込み、1番をしっかり歌えるようにレッスンしています。

おうちではその復習と、2番の予習をしておきましょう。


div.で上下別れるところは、B1(6歳組)が下を歌います。

B2が上です。間違いのないように音源を聴いてください。


今回のレッスンで「めぐみ先生になりきって歌って、マネして!」と

教えています。

先生はそんな小さなお口で歌ってたかな?

息はどうしてたかな?

子供たちは、「真似しよう」と思うことで、耳だけでなく

たくさんのことを、視覚からも得ようとします。

効果は抜群で、身体全体を使って歌おうと頑張る姿が見られました。^^


この歌は、優しい心をもったBクラスの皆にピッタリの音楽です。

皆の澄んだ歌声で、良い合唱を作っていきましょうね!


今週18日のレッスンでは

We wish you a merry christmasを歌うので、

去年の楽譜が入っているかどうか確認してください!


〈Brillante 合奏〉

「アフリカンシンフォニー」二回目でした。

この日はA’から先の箇所を重点的にやっています。


E~のMel.2のメロディー、タイでつながった音を

待てずに先に行ってしまう子が多かったので

ソルフェで

「れーみーふぁそーらーーそふぁそーーー」と

八分音符を母音で発音して意識させるよう教えています。

この「あ」を感じることで、グンと上手に演奏できるようになりました。


同じく、タイでつながった音の意識をMel.1のFからもやっています。

「ふぁーーみれどしらそふぁそらーー」

と歌わせてから演奏すると、かなりきれいに揃うようになりました。


タイでつながった音のカウントはこのように、クリアしていきましょう!


Mel.2のF、「うとぅとぅとぅ うとぅとぅとぅとぅ」が苦手なようです。

「Tu」のタンギングに一回一回息を入れている子がいます。

タンギングは「Fu」ではなくて「Tu」で、息の流れをそのままに

舌をつく、という練習をさせました。


今週の練習では、ファラに指を置いたまま、ブレスを大きく吸って

(ほわっ・・)「tu tu tu tu tu tu tu tu tu tu ・・・」と

息を流し切るイメージでタンギング錬をしてみてください。

※これはビデオに撮ってドライブかYoutubeでシェアしますね。


タンギングが上手にできるようになれば、

Mel.1&2共に、I からの八分音符の連続も、

テンポに遅れることなく吹けるようになります。


鍵盤ハーモニカだけでなく、今後中学生になって

吹奏楽器を始める子には必ず必要なテクニックです。

結局楽器の上手い下手は、どれだけタンギングが上手いか、

どれだけ旋律を歌いこめるか、どれだけブレスが的確か、

(後ろ2つは合唱のレッスンで鍛えていますね)、この3つです。

ここで習得しておけば怖いものなし、今後苦戦せずに済みます!

頑張りましょう!!!



〈Cantabile〉

Bの合唱と同じく、レッスン再開二週目で声量が上がってきました。

全然先週とは違います!レッスンができるってうれしいですね(泣)

和声練習の三部、ローテーション全パート歌っていますが、

こういった単純な動きと長い音符であれば、三部も完璧に

ハモれるようになっています。ブラボー!


ドリームソリスター

とても久しぶりに歌いました!概ねよく歌えていますが、

中間部のコーラスはどちらのパートも自信なさげになっていたので、

ここはもう一度音を確認しておきましょう。


島唄

先週よりも自信をもって歌えていました。

音と旋律、歌詞の動き、世界観を大事に歌わせています。

めくりが大変なので、もう暗譜に入ってください。

下を向いて歌っていると、せっかくの美声と可愛いお顔が

半減してしまいますので!

「海よ 宇宙よ 神よ 命よ」

の箇所は、一つ一つの音をもっとテヌートスタッカートで。

丁寧かつはっきりと歌うことで合唱での表現力が上がります。


頭の皮を引き上げるように!と先週言ったことをよく覚えていて(笑)

いい音程で高い音を意識できています。


アルト、サビの部分の

「島唄よ風に乗り と共に・・・」の鳥の部分、

頭皮を引き上げて、高めに入りましょう。


全員もっと口をはっきりと開けて!大げさに!

顎やほっぺ、顔の筋肉をもっと利用しましょう。



次回、「空へ」をやります。不安なところがある子は

よくさらっておいてくださいね。^^


そして、CもWe wish you a merry christmasを歌うので、

楽譜入れてきてください!



〈Dynamico〉

「リバーダンス」2回目でした。

なんと今回は!最後まで通してみました!

わーーーーすごーーーーい!

もう一回言いますが合奏2回目です。(驚愕)

恐ろしいレベルの高さです。


通してみて感じたこと、


①Mel.1が酸欠。(笑)

②Mel.2の吹くところをもっと増やしたい。

③O~のところ、旋律をMel.に増やしたい


この3つです。楽譜の改善が必要ですね。


打楽器の3人がうまくテンポをリードしてくれているので

大きなズレなく通すことができました!

3名、とてもよくできていますよ!!素晴らしかったです。


皆本当によく練習してあります。

特にMel.1はこの4か月の間、血のにじむような努力で

練習してきてくれたんだな、と伝わります。

よく指が回っています。立派です!


①について。

Mel.1は無理なく旋律を続けて聴かせるために

吹き分けが必要と判断し、2人/2人でペアになって

吹く/休む、を分けました。


4人とも実は「いやだ、全部吹きたい!」と言い張ったのですが、

先週お話した通り、吹きたい、吹きたくない、の話ではなく

これは「合奏」だから、全体としてのバランスや出来栄えを

きちんと考えなくてはいけない、ということを生徒たちに伝えています。


今週はこの「休む」箇所のカウント、タイミングを練習してきましょう。


L~の箇所もおそらく吹き分けが必要になると思います。

(苦しすぎるので)

今週私の方でどのように分けていくか考えます。


②について。

難しすぎて吹ける自信がない、と話してくれた子もいました。

出来そうなところを確実にやっていこうね!と励ましています。

あきらめずに一歩ずつ取り組みましょう!


だからといって、吹きたくないわけではなく「吹きたい」んです。

出番はもっと欲しいよ~!と思う気持ち、よく伝わってきましたよ!

これも①と合わせて、うまくバランスを取れるように編曲してみます。


まずはF’の「とぅとぅっとぅっとぅー」のタンギングをもっとクリアに

吹けるようにすること。

G’、途中でリズムが崩れてしまってバラバラです。

よく譜面を読んで、「とぅーとぅ とぅーとぅ とぅとぅとぅ」

がずれない様に練習しましょう。


それからIの箇所、とても美味しいはもりです。

かっこよく吹けるようにさらっておきましょうね。



③について

現在O以降に旋律をもっているのはKey.とピアノのみで

どうしても合奏に埋もれてしまって、音が浮いてきません。

Mel.に移したいところですが、Mel.1の酸欠がさらに加速しそうなので

悩み中です。ただ旋律が・・・もう少し音量ほしいですね。


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今回録音に失敗してしまい

保護者の皆様にお聞かせすることが叶わなかったのですが、

次回こそは!ハンディカム持参で撮ります。


今回、悔しい思いや、落ち込んでしまった子も中にはいました。

何度も言いますが、今「2回目の合奏」だということを

どうか思い出してください!

皆のやっていることは、とんでもなくレベルの高いことで、

称賛に価するということです!

Dの皆は、とても志が高くて、もっと上を目指そうと思える

ポテンシャルを持っています。

こんなに立派な音楽家を育てることができて、

私はとても幸せです。^^


次回はもっと良い演奏になるように、頑張りましょう!


KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。