レッスンログ 3月2日

朝晩は冷えますね!体調を崩し始めた子もチラホラ出てきているようで

とても心配です。こじらせないよう、温かくして寝てくださいね。^^


3月になり、今タームも来週で折り返しですね!Cクラスは特に和気あいあいとした

良い雰囲気で合唱力が高まっています。

お父さん、お母さんに早くこの成長を聞いていただきたいなぁとワクワクしています!


ではレッスンログです。

〈合奏① 鍵盤ハーモニカ〉


早い。とにかく理解力が高く、進みが早いクラスです。

お話を聞く姿勢も大変優秀、全てはなまるです!


おうちで練習してみてね、と言っていた「もりのよあけ」「もりのうさぎたち」、

とっても上手に伴奏合わせができました!すばらしい!

自信を持って運指、ブレス、演奏ができるのは、しっかりとおうちで予習復習を

している成果です。保護者の皆さんの頑張りがレッスンで見えています。


さて、今回は「ちゅーりっぷのワルツ」という曲に入っています。

今までは4/4拍子でしたが、こちらはワルツということで三期生にはほとんど

馴染みのない3拍子。最初は慣れない感じで取り組んでいました。^^

1期の子は「花のワルツ」を学んだおかげで、

3拍子の演奏はさほど難しく感じないようですね。


ワルツは優雅な宮廷音楽が起源になっていて、三拍子の曲、というよりは

踊るための音楽、美しい流れを楽しむことが大事です。

曲の名前にワルツ、と題されているものは1.2.3.の1を大事にカウントすると

それらしく聞こえます。が、まずはそれ以前に、ソルフェをして、

音と指、息、に慣れていきましょう。


下には「トンネル」という、私の作ったくらーーーーーい曲があります。

これは、私の根が暗いから、ということではなく(ありますが)、

運指の練習、指をまたぐ、くぐる、という奏法を練習するために作った曲です。

1(親指)の上を2(人差し指)が、またぐ =トンネル

1の下を2がくぐる =トンネル

ということで、タイトルがトンネルになっています。

決して、暗くて長い道のりを永遠にトンネル抜けない、というような陰気な設定では

ないので楽しんで練習してください。


「チューリップのワルツ」

今「たいへんよくできました」シールが貼ってある子はこの曲を合格しています。

シールのない子は、テンポ80くらいから練習を始めましょう。

最終的には、60のテンポで1小節進むように早めていきます。


「トンネル」

指番号をよく見て確認しましょう。譜読みはレッスンでしていますが、

この曲はホ短調になっており、#がひとつ付いていますね。

調号#の一つ目は、絶対にファに付くようになっていますので、

出てくるファは全部#です。印がついているはずですので、黒鍵を2で押せるよう

指の練習をしましょう。



ここまで終えれば鍵盤ハーモニカの基礎期間は終了になります。

たったの3週でこれだけ障害なく進めたことは大変立派です!!!

おうちで、たくさん褒めながら、モチベーションをあげて、練習してみてください。



〈Cantabile〉


驚くほど合唱力が高くなっていて、思わずこの日は録音しようかと思った程でした!!

そのくらい、基礎練習の「ハーモニーれんしゅう」も「歌えバンバン」も上手!

子供達が成長するにつれ、大きく変わることは、その声帯もそうなのですが

自分に自信を持てる子、余裕が出た子が多くなってきて、

歌う時の表情がとてもいいんです。キラッキラしたいい顔で歌える子が本当に増えて

すっごく嬉しいです!!!!!!!!!!!(興奮)


ということで、今回は「歌えバンバン」をもっと生き生きと、いい合唱にしていくために

楽譜にアーティキュレーションの書き込みをたくさんしてあります。

「友だち」のときは、主に強弱記号とブレスをつけていきましたが、

今回の「歌えバンバン」は、さらに進歩して

・スタッカート

・テヌート

・クレッシェンド

を沢山つけて、音楽らしい音楽へと作り上げています。


発声練習の「HO HO HO HO・・・」で腹筋を使った楽音(音楽的な音のこと)

を奏でるトレーニングをしていますが、歌えバンバンでも喉で歌わず

お腹を意識しながらスタッカートを演奏できるように練習しています。

子供達、大変よくできています。^^

そして、その「できる自分」を誇らしく思っているのが伝わります。^^


今回はこのアーティキュレーションをつけた歌い方をたくさん練習していますので

家では楽譜を確認しながら、口ずさめるようトライしてみてください。

二番の歌詞までしっかり入れて、暗譜で歌えるようになったらはなまるです!

暗譜まではできなくても、楽譜にかじりつきすぎず、

自信を持ってレッスンでいい表情で歌えれば、それもはなまるです!


二番の最後は、1フレーズ、リピートをいれています。

♪うたえ ばーん ばーん ばーん ばーん ばーーーーーーーーん! オ・レ!

で終わります。

皆、この最後が大好きで、全力で「オ・レ!」してくれるので(笑)

かわいくて仕方ありません。来週仕上がるのが楽しみです!


ということで、引き続き「歌えバンバン」をおうちで復習(たのしくうたって)もらい、

次回は新曲に入ります。

皆さんも小学校で歌ったことがあると思います。

「はばたけ鳥」です。

こちらはよく卒業式シーズンに歌われますね。合唱曲としては非常に秀逸な作品だと

私は思っています。二部合唱の初級には最適な楽曲です。

聴いておいてください。^^


こちらの熊谷の合唱団の方が上手ですので参考まで。


〈合奏② セオリー座学〉


クラスを3つのグループ(5人)にわけて、練習問題6~8に取り組みながら

呼ばれたら聴音、というレッスンをしました。


楽典(セオリー)は私が担当し、質問を受けながら、子供達がわからないところを

直に教えながら問題に向かわせ、

聴音はのぞみ先生が担当し、レベル別に出題、回答をさせています。


座学も三週目になると、だいぶ学習姿勢が身につき、

これからやる内容を説明してもすんなり理解できるようになっています。

そして、MTB1をきちんと復習してきた子も多く、前よりも良いテンポで

問題に取り組めています。

今までは頭の中の引き出しの奥底にあったものが

よく使うから手前に収納しておこう、というように

すぐ取り出せる位置に、音符、楽語、などがしまわれている感じになってきています。

大変良い傾向です。^^


楽典に関しては、

音符の読みにまだまだ時間がかかるようですが、「おみそしるは?」=ドミソシレファ

五線の中だけでいうと「みそしるは?」ミソシレファ だけでも把握しておけば

間の音符もなんなく読めるようになります。たとえば、上のドは、

「み・そ・し、、の一個上だからド」という風に、パッパッパと答えられるように

なります。もっと慣れれば、見ただけで「ド」とわかるようになりますが、

とにかく楽譜と対峙して、読む訓練をしないことにはそこまでにはたどり着きませんので

焦らず、じっくりと、まずはわかるところから、いきましょう。


この説明を、ひとりひとりに横についてしていますが、

全員が「ああ、わかるようになった」と、実感できているようです。^^

私が横につく前の問題では間違いがあるかもしれませんが、その後は

しっかり読めてかけているはず。「できる」スイッチが入った証拠です。

伸ばしていきましょう!


今回、時間内に「もんだい6-8」が終わらなかった子(持って帰っています)

はおうちでやってみましょう。

回答はまたGoogleドライブにUPしておきます。

終わった子は私が採点して返します。


聴音のテストは、のぞみ先生が実施後、私が五線を持って帰っています。

チェックしていますが、先週よりできるようになっている子がほとんどです。^^

すばらしい!

音をたくさん聞いて、感覚を伸ばして、音感を鍛えます。

必ずできるようになりますので、小さな失敗は気にせず、先へ先へとみていきましょう。


さて、次回が基礎期間の最後の座学です。

今度は、「新曲視唱」といって、ソルフェージュの力を鍛える練習を行います。

たとえば、4小節の曲を渡されて、その場で見てすぐ階名で歌う。という感じです。


ソルフェージュ、フラッシュカード、まとめもんだい、を

グループにわけて行い、どんな楽器がやってみたい、どんな曲(歌)がすき、

など、ひとりひとりに簡単なインタビューをします。


筆記用具を忘れずに持ってきてください。

鉛筆は2B程度の濃いものをもたせるようにしてください。


来週頭に、合奏のクラス分けを発表します。^^



〈Amabile〉


かわいいおりこうさんたちのレッスン、今回もとってもスムーズでしたね!


・リトミック(ⅠⅣⅤ)

・やまびこごっこ

・季節行事の歌「うれしいひなまつり」

・ドレミの音階、順番言えるかな?

・ドレミの歌

・たん・うん 練習(2小節の反復)

・合奏「うれしいひなまつり」


教案どおり、教育実習や研究授業だったら満点取れるであろう、

すばらしい進みで、分刻みでミッションコンプリートしていく

この様子、なんというクラスなんだろう・・・・!!!と恐れおののいています。


ということで、全てが模範的なAクラスの良い子ちゃんたち、

大変よく頑張りました。^^

「うれしいひなまつり」では、3月3日のひなまつりについて

説明をしましたが、なんと。その夜見ていたNHKのバラエティ番組

「チコちゃんに叱られる」で、雛人形のあの二人は

お内裏様 と お雛様 という名前ではない 

という事実を知り、「嘘教えちゃった!!!Σ(´∀`;)」と腰を抜かしました。


どうやら、正しくはあの二人を「お内裏様」(高貴な方々)と呼び、

三人官女、五人囃子、全ての人形のことを「お雛様」というそうです。

作詞のサトウハチロー先生が間違えてしまって、そのまま広く伝わって

日本人のほとんどの方がお姫様の方を「お雛様」だと思っている、ということでした。


来年のAクラスでは、正しく「お内裏様」を教えようと思います。


ということで、雑学と訂正でしたが、

毎年幼児クラスは、行事の歌を大事に歌っていきます。

来年も歌う歌ですので、たまに思い出してくれたら嬉しいです。^^


音階、ドレミファソラシドは、わかっているようでまだまだ

ドの次はなーに?といってもなかなか出てこないものです。

根気よく、上昇、下降が言えるように練習していきましょう。

「ドレミの歌」もスラスラ歌えるといいですね!^^


リズム練習では、初めて「2小節の反復」に挑戦しました。

1小節の反復よりも、難しい課題でしたが、大変よく集中して取り組みましたね!

おりこうさん!こうして小さな積み重ね、練習をして、どんどんできるように

なってきますので、褒めて褒めて、たくさん褒めて、伸ばしていきましょう。

リズム練習が苦手そうだな、と見て取れる場合は

おうちで、何の歌でもいいので、1拍目を叩く練習をしてみると効果的です。


来週も楽しく音楽をしていきましょうね!











KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。