レッスンログ 3月23日

日本は卒業式や修了式が終わり、桜の季節ですね。

上野恩賜公園では桜がもうすぐ満開だそうで、ソメイヨシノの美しく咲く

季節を懐かしく、恋しく思いました。^^


さて、3月21日のレッスンログです。

〈Elegante〉


ハンドベル、二回目のレッスンです。

前回やった腕の振り(くぎ/とめ/トレモロ)を復習してハーモニー練習、

それからウォームアップの譜面に入りました。


どちらの楽譜も合唱でもやっている発声練習なので、

しっかりソルフェできていて非常にスムーズです。^^

自分の出番をしっかりカウントしていないと、音が歯抜けになってしまう

ということが、実践してみて子供達にもよくわかったようで、

時に歯抜けな音楽に大笑いしながら、一生懸命取り組みました。^^


ハンドベルは、とにかくソルフェができることが大切です。

簡単な譜面から、不得意のないようにしっかり読む練習をしましょう。


腕の振りですが、「くぎ」は結構難しい振りで、コツをつかめるまで時間がかかる子

もいると思います。レッスンで根気よくやっていきましょうね。


「余韻」奏法を新しく練習しています。これは、「かんぱーい!」をイメージして

打ちます。強すぎず、高らかに、ベルを打てるように練習しています。


新しい楽譜を配っています。

「Twinkle Twinkle Little Star」です。皆のよく知っているキラキラ星、この曲は

ほとんどが四分音符で構成されていて、ハンドベル初心者のEクラスには

大変良い題材です。これをハンドベル合奏譜に編曲しています。


「アサインメント」・・・誰がどの音を担当するかを決めること

をしています。それぞれの楽譜に担当音を書き込んであるはずですので、ご覧ください。

左手を低い方の音、右手を高い方の音、として、左を青、右を赤、で

担当音を二色で印(マーク)するよう指示しています。

おうちで必ずやって、譜読み・ソルフェをして、レッスンに臨んでください。

これができてないと、レッスンになりませんので、皆がやってくるようにしましょうね。


次回早速合わせてみます。どんな音色になるかとても楽しみです!



〈Cantabile〉


大変素晴らしい!!!よく歌えるようになっています。

成長めざましく、とてもとても頼もしいCantabileクラス。KANADEの顔として

立派にその存在を確固たるものにしてくれています。


「はばたけ鳥」

二部合唱、全員アルトの音とりをしていますが、まだ大譜表の譜読みに指が

追いつかない子がいますね。

歌詞を追うのではなく、音符を目で追わないことには何度音とりをしても

入ってきません。まずは指で、楽譜の進みを必ず確認しましょう。


CantabileはAチームBチームでパートを分けています。

発声練習での歌声や、可動音域、得意とする音域、吊られる、吊られない、などを

基礎練習のときにいつもひとりひとりの声を聞くように、歩いて回っています。


Aチーム:比較的高音域を得意とし、上に音を当てに行ける。

Bチーム:Aの音域をカバーできるが、どちらかといえば中~低音域を得意とする

     

という風に分けています。この「はばたけ鳥」はAチームをソプラノ、Bチームをアルトに

しています。この先合唱をしていく中で、多少のチェンジはあると思いますが、

今のこのチーム編成は大変音が響きあっていて、ハーモニーがとても良いバランスです。

BチームはAにつられることなく、ハーモニーを作れていて大変立派!


今年に入って、子供達の意識がとても変わり、

「自分たちで音楽を作る!」という気持ちの入った良い音楽になっています。


Aチームには、ソプラノとしての自覚を持つよう、話をしています。

ソプラノは、①絶対に外さない ②誰よりも歌詞を完璧に覚える ③不安な箇所がない

というのが絶対法則、絶対責任。

Bチームは、音がソプラノより難しいけれども、あなたたちがいなければ

合唱は美しくならない、と話をしています。


これを聞いて、子供達は力強くうなづいて、「がんばる!!!」と目に輝きを持って

お返事してくれました。^^立派です!成長してる・・・(泣)


Aチームは暗譜で3番まで歌えるように、

Bチームは音とりを完璧にしてくるように指示しています。


上述のとおり、アルトは音とりがソプラノよりは難しいこともあります。

家での音とり復習に不安があるご家庭もあると思いますので、

「音とり用の音源」を作りました。どうぞそちらを使って、おうちで

しっかり復習してきてください。

Googleドライブでシェアします。


次回はこの「はばたけ鳥」を仕上げして、次の曲に入ります。

「ちびっこカウボーイ」です。

二部合唱で作っていきます。まずは曲を聞いておいてください。^^




〈Dynamico〉


「ようかいたいそう だいいち」の1回目音出しでした。

大変よく練習してきた子、たくさんいました。^^本当に本当に偉かったです!

とても立派!


今回練習して来なかった子。子供達にはちゃんと目をみてお話しましたが、

やってこなかったら、その時間はただ座っていることしかできない。

0になってしまいます。

譜読みは家でするものです。と、ここ何年間もレッスンログでお話をしています。

そのためのやり方を何度も何度も、合唱でも教えています。


この合奏クラスは、「希望選択制」です。

やりたい(やる気がある)子に、一生懸命頑張ってもらいたくて作ったクラスです。

レッスンとは、その場にくれば何とかなる、ものではありません。

家での準備、練習があって、始めて開花するのがレッスンです。

それをよくよくわかって、選択していただいているはずです。


子供達は発展途上です。楽譜を読む練習をして、音符を奏でる練習をして、

そのやり方をレッスンで教わって、これから一生懸命伸びていくところです。

親はその横で全てを教えてあげる必要はありませんが、

横について、その様子を一緒に見てあげてください。

首をかしげていたら、これってこうだったんじゃない?とヒントをあげてください。

「自分で考える力」をサポートしてあげてください。

横で、頑張ろう!と励ましてください。

絶対に子供にまるなげをしない。まだその年齢ではありません。


レッスンとは、やってきたことを、もっとよくするために教え、学び、

向上する場です。


私の尊敬する方が

「生徒がPrepared(レッスンをうける準備ができている)か、そうでないか」

で大きくその時間は変わってくる、ということを私にお話をしてくれて、

まさに、いかにも、そのとおりと大きく頷いております。

ぜひ、KANADEの子供たちに、その「Prepared」の状態にして

レッスンに臨んでいただきいと、心から思っております。


譜読みをして、練習をしてきたから

「よし!じゃあここはfでスタッカートで吹いてみよう!」

「ほら、揃ったね!かっこよくなったね!」

と、その先のことができます。


まずは、読みましょう。楽譜は、「答え」そのものです。

よくよく見てください、ひよこの一年目でやったリズムばかりですね。

それに音がついているだけ。「(お)み そ し る は?」で読める音ですね。

その上も数えるだけであっという間に読めます。^^


①調、拍子、速さを確認 →レッスンで新譜配布の際に最初にやっています。

②リズムを読む。

③音を当てはめて、歌ってみる。

④練習はメトロノームをつけて、ゆっくりから始める。


これをやって、⑤は in Tempo になって、

ようやく伴奏をのぞみ先生につけていただけるようになります。


個人練習をしに来ているのではなく、

皆で音楽をするために来ているということを、どうか今一度思い出してください。


さて、話を戻しまして

レッスンでは冒頭~Bの直前まで頑張りましたね。

アーティキュレーションも少し入れて、曲っぽくしてきました。

その先~最後までを練習してみましょう。ここまで来たらあっという間。

もう少しで完成です。^^


お休みの小節も、飛ばすことなくしっかりカウントする癖をつけましょう。

間に2/4が入ります。曲をよく知っている子供たちならどう進むかわかっている

と思いますが

1,2,3,4 / 1,2 / 1,2,3,4 と、すぐに拍子が4/4に

戻りますので、待ちすぎないように注意しましょう。


最後、D.S(ダルセーニョ=セーニョマークに戻る)は、Aに戻ります。

S(セーニョ)があるのが見えますね?そこです。

そして、Bの直前に、Fine とあります。

これはフィーネ(終わり)という意味ですので、繰り返し後は

Bに入らず、ここで曲が終わりです。


メトロノームで通せるようになったら、合奏テンポで吹けるように

やってみましょう。

練習用音源がある場合は、譜読みの時点で、流しながら譜面を追うのが一回目。

実際に吹いて合わせる場合は、この時点から使い始めるのが効果的です。


八分音符や四分音符の多い、読みやすい譜面です。

また、歌詞とも連動して「ドワッハッハー」など、リズムも読みやすく

感じると思います。


どうしてもここがわからないよ~!(;_;)という時は遠慮なく私に聞いてください。

いつでもお答えします。^^


何度も言いますが、

音楽ができる、ということは、向き不向きでも、才能の有無でもなく、 

単に練習量に比例している、やった分だけ返ってきてくれるブーメランです。

才能は、元からあるものではなく、練習の先に「開花するもの」であり、

今はその種まきをしている、ということ。どうかいつも心に留めておいてください。



〈Amabile〉


大変素直で可愛いAクラスの子供たち。癒されますね!

なんてお利口さんなんでしょうか!!(泣)


いよいよAmabileも、ちゃんと声を出して皆で歌う「合唱(斉唱)」、

皆で違うリズムを奏でる「合奏」にチャレンジしていきます。


Aクラスの一番最初の合奏課題は「おもちゃのチャチャチャ」です。

曲として歌と共に仕上げていきます。^^

上に兄姉のいるご家庭、元三期生は「うたのほん」がおうちにあると思います。

P.6にありますので、歌詞を確認しておうちで一緒に歌って覚えさせてあげてください。

文字がわかる子は、一緒に楽譜を見ながら文字を追えるといいですね。

4番まで、長いので、まずは2番まで歌えるように頑張ってみましょう。


4歳児の多いクラスですので、今年は歌詞「うたのほん」を広げながらの

レッスンは初めのうちはしません。徐々に取り入れていきますが、今は

音を聞いて、お口を見ながら覚えていきましょう。


基礎期間で、しつこいくらいに たん・うん の練習をしましたね。

加えて、八分音符、た、たた も覚え、

全休符(うん うん うん うん)も覚えましたね!

あっという間に皆ひとりで読めるようになっていて、大変立派です!


担当の楽器を決めて、楽譜をもらったと思います。

まずは楽器と仲良くなりたいですね!いっぱい触って遊んでください。


まだ拍子のことは教えていませんが(もう少し先に教えます)

もらった合奏の楽譜のAの箇所を、指で追いながら一個ずつ読んで

楽譜の進み方をひとつずつ習得していきましょう。

今週はまずAのリズムパターンだけでOKですので、おうちで

お母さんの歌に合わせて、叩かせてください。


ドレミファソのカード並べも、だんだん早くなってきましたね。

文字や絵を見ながら、しっかり音が上がっていく様、下がっていく様を

認識できるようトレーニングしています。

Term2からは、ドレミを使った発声練習に入りますので

それまでにしっかり覚えていきましょうね!




KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。