レッスンログ 4月6日

Term1最終日が終わりました。あっという間の9週間でしたね。^^


Cantabile、そして合奏D/Eクラスの公開レッスン、

子供たちは「借りてきた猫」のように大人しく、

いつもとはまるで別人のようでした!(笑) 緊張の中、大変よく頑張りました!

保護者の皆さんに、子供たちひとりひとりの成長を存分に見て、聞いていただけて

大変有意義な時間になったことを嬉しく思っています。^^


Amabileクラスは、歌と合奏を「通し」で発表できましたね!

クラスの名前どおり、“愛らしい”子供たちの姿に成長がたくさん見えました。

初めての習い事、音楽のレッスン、大変よく頑張りました!

Amabileさんは今日はログはありませんが、しっかりと取り組めた我が子を抱きしめて、

褒めちぎってあげてくださいね!^^

次のTermからは音楽のレッスンが、少しずつステップアップしていきます!



全クラス翌Termまで3週間空きますが、次への大きなステップを楽しみにしながら、

英気を養ってもらいたいと思います。^^


それでは、4月6日のレッスンログをお届けします。

〈Elegante〉


この日は特に静かだったEクラス!!

いつもの和気あいあいとした雰囲気はどこへ!?と、私が一番びっくりでした(笑)。


レッスンの様子をご覧いただいて、

・ひとりひとりが大変責任あるポジションであること

・そしてチームワークがとても大切な演奏形態であること

をご理解いただけたと思います。^^


ハーモニー練習→ウォームアップ→Twinkle Twinkle

とレッスンをしましたが、神経を配るところがたくさんありますよね!

ただ鳴らせばいいわけじゃないということも、個々理解できている状態です。

かしこい!


4週でしっかりと伸びていて、Twinkleは先週とは比べ物にならないくらい

感覚がよくなっていました。^^


このEクラスは大変勤勉な生徒さんが揃っていますので、

予習復習面での心配はほとんどしておりません。^^

このままKeep upしていきましょう。


緊張や不安との戦い、一曲を通す集中力が鍵、になってくるはずです。

年齢が上がり、さらにKANADEでの音楽経験の中で鍛えられて

「集中力」は、いずれの生徒もかなり高まってきていますので、

ベルをたくさん経験して、レッスンで合わせて、美しい音楽を作る醍醐味を

味わってもらいたいと思います。


ホリデー中ですが、まずは貸与したベルを使って「奏法練習」をしましょう。

一日数分でいいのでベルを鳴らす練習ができたらいいですね。

これは運動と一緒で、繰り返し身体に叩き込むしか上達の術がないからです。


①くぎ→とめ

②余韻→とめ

③トレモロ→とめ


この3つを練習してみましょう。

練習の参考にいくつか動画をUPします。


①持ち方/くぎ/とめ/トレモロの参考動画

音声解説と字幕入りで、大人にはわかりやすいです。

ただし、大人ではなく子供なので、

※1 持ち方→小指は外さず、普通に握ってOK

※2 とめ→親指(まだできないので)ではなく、胸でとめます。


②くぎ/余韻/トレモロの参考動画

以前に紹介した動画です。

そして、新しい楽譜「Frère Jacques」はassignmentをメモしてあるはずですので、

R=赤 / L=青でマークしましょう。

音源はGoogleドライブでシェアします。譜読み→ソルフェをしておいてください。

ベル2セットで演奏する輪唱です。


Twinkleよりも高度になるのが、八分音符の多さですね。動きが多くなります。

よくタイミングをはかりましょう。


また5月に、一緒に素晴らしい音楽ができることを楽しみにしています。^^



〈Cantabile〉


子供たちがこんなにも上達しているなんて!!と

嬉しい驚きでいっぱいだったと思います!

レッスンログでしつこいくらいに、Cの合唱は素晴らしいと豪語してきましたが、

本当にこの9週間での成長は目覚しいものでした。


朱に交われば赤くなる、という諺がありますが、善し悪しどちらにも転べるその様は

まさに合唱のクラスに例えられますね。


練習してなくても、レッスンに積極的に参加してなくても

皆に混ざっちゃえばわからない(ばれない)だろう。となるか、


共に上を目指し、お友達から良い刺激をたくさん受けて、レッスンでその熱を感じ、

より良い色(朱)を作る、ともなれる。


KANADEの子供たちは、本当に素晴らしい子達です。

私は常に後者であって欲しいと願っています。


実際、合唱であっても合奏であっても、自信を持って取り組めているかは

指導する側から見れば一瞬でわかります。


前者のような気持ちでいる子も今はいるかもしれませんが、

素晴らしい仲間たちの持つ良い熱気に影響されて欲しい、

私の皆への想いや熱も伝わって欲しいと

心を込めて指導をしております。^^


今Termやった歌を全て今回ご披露できました。

友だち/歌えバンバン/はばたけ鳥/ちびっこカウボーイ

一曲あたり、2.5週のペースで先に進めています。教案通り。本当に素晴らしいです!


レッスン時に皆さんにお話しましたが、こうやって有意義なレッスンが

できているのは、おうちでしっかり予習復習をしてきてくれているからこその

賜物です。子供たちの音楽を支えているのは、お母さん、お父さんのサポートが

あってこそです!保護者の皆さんに拍手!!^^


そして子供たち。Student Onlyのレッスンになってから、顔つきが変わりました。

いつまでも甘えん坊のBabyちゃんではなく、自立した「ジュニア」へと

大きく変貌を遂げています。この日は緊張でいつもよりも歌を表現する力が

控えめだったのですが(いつもはもっとすごいんですよ~!^^)

私の指導するひとつひとつの「音楽」を、全身で表現しようと頑張っています。

幼児クラスから卒業して、子供たちはしっかり歩んでいます。

どうぞ背中を押して応援してあげてください。^^


さて、合唱クラスはホリデー中に特に課題はありませんが、

せっかくここまで9週で伸びた力です。三歩進んで二歩さがる、になってしまったら

あまりにも残念なので、発声練習だけはしておいてもらえると嬉しいです!


そして、次にやる曲ももう決めてあります。

「Jump!」という児童合唱曲です。ハツラツとしてとてもいい歌ですよ!

新曲合唱になりますので、Youtube等にはほとんど参考音源がありません。

CDを買いましたので、お聴かせしますね。

楽譜はまだ配布していませんが、おうちで聴いてもらえたら嬉しいです。



〈Dynamico〉


公開レッスン、よく頑張りましたね。^^

いつもよりもお喋りや自分勝手な行動が少なく、「見られている」意識を

していることが伝わってきました。


まずは「ようかいたいそう 第一」、鍵盤ハーモニカで最後まで通すことができたこと、

おめでとう!ですね。^^よく頑張りました!

練習してきた成果が出ていること、ひとりひとりの音、お顔、指、

きちんと見ていますよ。週を追うごとに確実に前に進んでいます。


この曲を配ってから、小さく区切りながら、目標を達成するように

取り組んできましたね。最初から「全部やってきましょう!」という

乱暴な投げ方はしていないはずです。いつも言うように、一歩ずつ一歩ずつ、

ゴールラインまでに目標をいくつも設定することで、達成する喜びを

味わいながら最終目標まで行けるように考慮してしています。


これから打楽器になった子供たちも、最初から全部!と思わずに

まずはスティック練習から始める。譜読みは同時に始める。

というように、順を追ってやっていきましょう。


Dynamicoクラスは、去年のカリキュラム説明会、そして今年度のオリエンテーション、

クラス分けの際にもお話していますが、鍵盤ハーモニカ/打楽器アンサンブルのクラスです。


打楽器は目立ちますので、メインのように感じるかもしれませんが、

鍵盤ハーモニカは、オーケストラの弦楽器と同じ、大切な役割があることを

決して忘れないでください。


今回打楽器に選出されたのは4名。

レッスンの最後に「特によく頑張った生徒に」と打楽器パートになってもらいました。

私も頑張ったのに。僕も頑張ったのに。と思った子もいたかもしれません。

うちの子も頑張ったのに。と思ったご両親もいらっしゃったかもしれません。


「頑張り」の尺度をはかること、説明することは

大変難しいことですが、私はこう考え、判断しています。


①レッスン態度


第一に、このクラスが始まった日に生徒全員に先生と約束してほしいこと、について

お話しをしました。それは、


先生のお話を、きちんと聞くこと。

先生がお話をしているときは、音を勝手に鳴らさない。先生の方を向く。

これができなければ、合奏は絶対になりたたないからです。

全員が集中してさっと演奏すれば15秒で終わるものを、いつまでもお喋りが止まない、

音を鳴らし続ける、ことで1つ達成するのに15分かかります。


さらに大型打楽器となれば、私がどれだけ声を張り上げても、声が枯れても、

それを牽制することは容易ではありません。


Dクラスは私とこの約束をしてます。毎回のレッスンで、一番時間をとっていることは

この、「話をきく姿勢を作る」訓練です。


指揮が振られるのをじっと待ち続けている子がいます。私も待っています。

子供たちが自分で気付かないことには、絶対に直らない。

だからこそ自覚できるように根気よく待っています。それも大事な教育です。


指示が聞ける、レッスンに積極的に参加できているか、否か。

私が一番重視していることは、これです。

アンサンブルをする上で、先生を、友だちを思いやれないことには

合わせる気持ちがないことには、音楽が成し得ないからです。


C,D,Eの全クラスで、子供たちに

「本番だけ、公開レッスンで親が見ているときだけやればいいや、

というのは、先生は決して認めません。毎回のレッスンを大切に、

一生懸命やれる子になりましょう。」

と、話をしています。賢い子達です。きっとわかってくれていると信じています。



② レッスンに向けての準備。


何度もお話していますが、努力=実力です。頑張って練習した分、その実力となります。

努力の跡について、楽譜裏面のチェック表だけをみて私は判断をしていません。

子供が演奏する姿をみれば、一目瞭然だからです。


これは上辺のことでも、取り繕ったわけでもなく、真実を言いますが、

鍵盤ハーモニカの実力は、KANADEの子達は皆ほとんど一律、差はありません。

ピアノ専攻の子達は有利じゃないか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

ピアノと鍵盤ハーモニカは違う楽器です。

鍵盤ハーモニカは、吹奏楽器ですので、ピアノの奏法とは異なり、癖で何度も鍵盤を

押してしまう、などピアノの子達のほうが混乱していることもあります。


幼児クラスを3年、2年、1年、とそれぞれ経験が違いますので

ソルフェージュの力には多少経験値と力の差があるのは事実ですが、

本心から、一期~三期までの生徒全員の鍵盤ハーモニカの実力の差は

ほぼない、と言えます。

つまり現時点では、全員が同じ土俵の上に立っているのです。


その上で、

レッスンに向けておうちで一生懸命譜読みをした。ソルフェをした。

指が回るように練習をした。Tuの練習をした。

という、レッスンへの準備ができていたかどうか。


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この①②を総合して評価し、今回は打楽器奏者を選出しています。

本当に頑張りましたね!大変お見事でした。


②に関しては、レッスンの場でも褒めちぎったとおり、

全員が本当によく努力してきていた、私は感じています。

大変よくがんばりました。^^


打楽器がやりたかったなぁ、と思った子。次は絶対やりたい!という

強い気持ちを持って、前向きに取り組んでほしいと思います。


そして、前述と重複いたしますが、

Dクラスは鍵盤+打楽器のチーム。どっちがいいとか悪いとかではなく

どの楽器も、その音楽の大事な一員だということを自覚して欲しいと思います。


打楽器目立ってかっこいい。でも鍵盤がいなかったら、ただの噪音(打撃音)なんです。

音楽にするためには、主旋律とハーモニーが必要。

Dクラスは鍵盤ありきのクラスです。だからこそ全員ができるようになって欲しい。

メロディーラインとハーモニーが美しいから、そこに乗る装飾(打楽器)が映えます。


鍵盤ハーモニカは、さしずめご飯です。白米。

美味しい!なくてはならないもの。元気の源!ご飯。アンサンブルの土台。


打楽器はおかず。ご飯をもっとおいしく、食が進む味付けであってほしい。

おいしいおかずがあるから、いっぱい食べれる。(聴ける)


合奏、アンサンブルは、ひとりひとりが大事なんです。

誰も抜けちゃいけない。かけがえのないメンバーです。

希望の楽器になれないこともあるでしょう。悔しい思いもするかもしれません。

でも。3/16のログでも言いました。私も、のぞみ先生も、

頑張っている子を、絶対に見逃すことはしません。


私とのぞみ先生と、二人体制で、1:6で見ています。

レッスン後はひとりひとりの様子、出来、についてしっかりシェアし

次週どういう指導をしていくか、きちんと話し合っています。

いつも見られている、という気持ちを持って前を向いて欲しいと思います。


かくいう私も、中学生で吹奏楽部に入って楽器を始めるとき

希望楽器はトランペットだったのですが、先輩方が大勢いたのでいらない、

と言われ全然人気のないホルンに割り当てられました。

最初は「ホルンかぁ・・・」と思っていたのですが、

いつの間にやら職業にするほど愛していたようです(笑)。


という余談でしたが、「ようかいたいそう」、これからパートが増えて

打楽器をINしての合奏をしていきます。今担当する楽器に誇りを持って

演奏を仕上げていってほしいと思います。


打楽器に選ばれた皆さんは、ほかの子供たちの羨望を背負っています。

キラキラ輝く、良い演奏ができるよう、準備していきましょうね!










KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。