レッスンログ 5月4日

5月。ホリデーが明けて、Term2が始まりました!


今学期は中間期発表会もありますので、

音楽を学ぶ、に加えて、観客に「聴かせる」演奏、を目指して

レッスンをしていきましょうね。^^


では、レッスンログです。

〈Elegante〉


ホリデー中に、ベルの鳴らし方を練習したよ!という子が多くて

とても嬉しかったです!

言わずもがな、練習したかしてないか、聞けば一発でわかってしまうのが音楽。

自信を持ってレッスンに取り組むことができないと、音楽=できない=つまらない、に

変わってしまう、ということをどうか忘れないでください。

楽しいと感じるためには、上達している自分を自覚することが何より大切なのです。


まず、前のTermに比べて子供たちの意識が大きく変わったことがあります。

それは、「自分の出している音が単音であるか、否か。」聞ける余裕ができていること。


「あ、二回鳴っちゃった!」「響かなかった!」など自分で自分の反省点を

見つけることができている、大変立派なEクラスの子達です。^^

すばらしい成長ですよ!


ハーモニー練習はかなり音の粒が揃うようになってきて、皆で演奏している

感じがだんだん掴めてきていますね。

この日は「Frère Jacques」の音出しでしたが、しっかりと予習が出来ている子が

よく目立ちました。偉かったですね!^^


合奏レッスンは個人練習の場所ではなく、個人練習をしてきた上で、「合わせる場」です。

となりのお友達がいると、ひとりで練習するのとは全然違ってドキドキしたり

そわそわしたり、「あ、こんな良い音するんだ!」なんて思って笑みがこぼれる子も

います。それが「楽しい合奏」です。


その気持ちを全員が感じられるように、

8人全員が、しっかり準備してレッスンに臨みましょう。


ご存知のとおり、合奏クラスは両クラス共に希望選択制です。

それは、一生懸命やりたい、という子が揃っているということです。


私の与えている課題は、とっても簡単なはずです。

今回のFrère Jacques、子供たちは皆口を揃えて、「すごい簡単だった」と

言っていました。そのとおり、とても簡単な譜面なんです!

譜読み、楽譜を読みながら素振り、そんなに大変な課題ではありません。


ベルの鳴らし方だって、一日何十分もしなくたって、ほんの数分でいい、

良い音が鳴るコツさえ掴めばAll OKな訳です。

正直言えば、家での復習の楽さといったら、Dクラスの比になりません。


ただし、レッスン内でどれだけ集中して吸収し、演奏につなげていくか、に

関しては各々がどれだけでもストイックにならないことには、全体として

上達していかないのがハンドベルです。


「練習したの?」「練習しなさい。」ではなく、

「練習しよう!」と言ってあげてください。

子供にそれを丸なげしない、これは昔からずっとお話し続けていることです。

たった数分の、親子の時間。これが子供を大きく大きく成長、開花させる栄養です。^^


Frère Jacques、

1st-Choirはだいぶいい感じに仕上がっていますが、

八分音符の動きがもう少しなめらかになるといいですね!

次回仕上げるので、頑張って復習しましょう。

2nd-Choir、通奏低音、すばらしい。高音にかけて、譜読みが浅いようです。

自分の音に自信を持って演奏できるよう次回までに準備しましょう。


そして、新譜を配っています。

パッヘルベルのカノン「遠い日の歌」です。

こちらは、Maestosoとの合同演奏曲です。歌とベルのコラボ、美しい調べを

聴かせられるよう、演奏に励みましょう!


assignmentをしてあります。各自、赤青で印をつけ、譜読み/素振りをしてください。

フル音源は、Googleドライブでシェアしますので、聞いておいてください。



〈Cantabile〉


皆、いきいきとした良いお顔!

先週会った子も多く、きょう歌うの楽しみだった!と言ってくれて嬉しかったです☆彡


さて、翌日が5月5日の端午の節句、でしたので行事の歌を歌いました。

幼児クラスでは「こいのぼり」を毎年歌ってきましたが、

Cクラスは立派にジュニアですので、お節句にちなんで別の歌を学びました。

「背くらべ」です。


♫ 柱の傷は一昨年の 五月五日の背くらべ


この歌には、日本に住んでいないと難しい単語がいっぱい出てきますね。

例えば、「ちまき」。笹にくるまった草団子、こちらで生まれ育った子供たちは

見たことも聞いたこともないですよね。中華ちまきとは違うよ、と話しましたが

なにそれ、と逆に謎を呼んだだけでした。失敗。

「羽織の紐の丈」・・・羽織ってなんですか。状態ですよね(笑)


おまけに、「ふじのやまって、なに?どこ?」・・・・!!!!(°д°)

そこは盲点でした・・・。富士山、そうか、見たことない子もいっぱいいて

おかしくないですよね!今度富士山の写真を持ってこよう、と思いました。(笑)


簡単に歌詞の説明をしましたが、漠然とわかった感じの子も多くホッとしております。

歌はまた来年も歌いますので、「背くらべ」やったことあるなぁ、と記憶して

くれていればはなまるです。^^


さて、皆とっても楽しみにしていた歌!と言ってくれた「Jump!」配布しました。

テンポ感がよく、メロディーも綺麗で、早くも子供たちのお気に入りです。

この日は、模範歌唱に合わせて、譜読み(人差し指で追う)、簡単に音とり、

そして楽典をやっています。


タイとスラーです。


皆これまでに歌や合奏で出てきた記号なので、存在は知っていても

スラーとごっちゃに覚えている子が多かったので、

このJump!ではタイが多く出てきて、良い教材でもありました。


タイ=Tie の意味を確認し、同じ高さの音と音を結ぶ役割だと理解できましたね。

そこからは、足し算。いくつ伸ばすのか、音価を足していく。

それぞれ楽譜にタイをみつけて、印をつけています。全部でなくても、

これが「タイ」だな。と、認識できればOKです。


忘れないうちに取り組もう、ということでワークシートを配っています。

宿題ですので、おうちでやって次回提出してください。

とっても簡単。お茶の子さいさいです。


次回、Jump!をしっかり音をとり、転調について学びます。

歌の音源を聞いて、歌詞がしっかり入るようおうちで復習してみてください。



〈Dynamico〉


はい、皆さんまず、レッスンの時間になったら、自分でレッスンの準備をしましょう!

もうお兄さんお姉さんですから、これはお母さんがいなくてもできることです。


1.楽器・楽譜を出す。

→鍵盤ハーモニカの子はいつもやっていることですね。楽譜忘れずに。

→打楽器の子は、「手伝ってください」が言えた子、偉かったですね!

 大きくて自分では準備できないものもありますので、それは大丈夫です。

 そこは無理をせず、先生に自分で声をかけましょう。


2.譜面台を出す。

→これはEクラスも全員自分でやっています。自分で譜面台を立てて片付ける。

おうちでやり方をお母さんに教わって、できるようにしましょうね!


3.自分の椅子は自分で確保。

→大丈夫ですね?わかりますね!「椅子がなーい」じゃなくて、そのへんにあるので

自分でもってきましょう!


先生たちは二人しかいません。阿修羅みたいではあるかもしれませんが、

千手観音ではありませんので、10人全員の準備は手が足りなくて、してあげられません。

もう7歳、8歳ですので、レッスンの準備を自分で頑張りましょう。


さて、三週間のホリデーで、「ようかいたいそう」にそれぞれの課題で

取り組んでくれましたね。


まず、このホリデーで「頑張った!」と胸を張って言えた子。

本当に偉かったですね!

「ぼく、できるようになったんだよ!れんしゅうしたんだよ!」と

笑顔いっぱいで話してくれた子。その自信、演奏にしっかり出ていましたよ。^^


そして、打楽器を持ち帰った子達。ホリデー前に、完璧じゃなくてもいいから

譜面を読んで、音源を聴いたりして、できることを頑張ってみましょう、と言いましたね。

それを見事実践してくれた子がとても多かったこと、本当に嬉しく思いました。

トライした、その気持ちが素晴らしかったです。


やっと駒が出揃った、というラインに立ったDクラス。

ひとりひとりが「練習してきた!」「できる!」という自信を持って

クラスに参加してくれたこと、とても立派です。

ここがスタートライン。


この日のレッスンで「ようかいたいそう」を録画しています。

(Googleドライブでシェアしますので、ここまで読んだら、録画を見てください。)


これを観ていただいて皆さんお分かりになるように、

まだ、てんでバラバラ、合奏ではなくて、自分だけが演奏している、状態です。


上記で私は、個々頑張ったことを褒めました。これは嘘でもおべっかでもなく、

紛れもなく本心です。よくさらってきたね(おさらいしてきたね)と本当に思っています。

しかし、このビデオが、今のDクラスの合奏レベルです。

すなわち、スタート地点なんです。


この状態をよく覚えておいてください。誰が優れている、いない、ではなくて

全員が自分のことだけをやっている状態。これでは音楽にならない。


Dの皆に必要なのは、合奏力を高めることです。

練習してきたことを発揮できて、音を合わせるのが絶対に楽しくなります。

私はこのクラスを、しっかり音楽として聴かせられるまでのレベルに引き上げます。


まずスタート地点に立つまでのスピードを上げます。

このようかいたいそう、譜読みを始めてから鍵盤ハーモニカ全員が通るようになったのは

ホリデー含めこの日で7週目。これでは子供たち自身も曲に飽きてしまい、

練習する気が起きないのです。


全員が演奏できるようになるまでのスピードを上げる、

難しそうに聞こえますが、前にお話したとおり、鍵盤ハーモニカの

実力自体は全生徒にほぼ差がない状態。

じゃあ、何で差が出ちゃうのか。練習量です。

できるようになってしまえば、子供は本当に早いんです!

ずっと同じところでモタモタしていたりしないです。

子供は習得すればとにかく早い。

そこまでは辛抱強くトライする、トライする、の繰り返しです。


でも、絶対にできるようになります。なるので!!!!!

楽しいを感じられるよう、頑張る気持ちを折らずに行ってもらいたいと思います。



「ようかいたいそう」は、もう充分7週間練習しましたので、

これ以上のことはしません。仕上げまでいかなかったのは残念ではありますが、

上述のことを目標に、着実に音楽の力をつけていきます。


ということで、新しい内容に入っています。

全員、ドラムスティック練習:基礎編 に突入です。


まず、ひよこ一期生だった生徒は、去年使った楽譜「DSと仲良くなろう~Change Up1,2,3」

を過去ファイルから引っ張り出して、黒ファイルの後ろから入れておいてください。

それ以外の生徒は、土曜に配布していますので、同様に後ろから入れておいてください。


まず、全員。このドラムスティック練習楽譜をクリアしてもらいます。

一期生、去年やったので身体が覚えているとは思いますが、しばらく間が空いていますので

復習しましょう。


二期、三期の皆さんは初めてですが、土曜にスティックの持ち方から教えています。

R、L、交互に打つこと、などもやっています。


全員がDS仲良く~Change Up 1,2,3までいって、それからChange Up Advanceに入ります。

三連、16分が入る早い打音になります。


ホリデー前に打楽器の子にはリンクをお配りしましたが、

もう一度おさらいのため、同じ参考動画をこちらに貼り付けておきますので

家でさらう際の参考にしてみてください。^^

(去年と同じやつです)


☆持ち方☆


☆Change Up Advance☆


練習には必ずメトロノームを使ってください。

80/90/100/110/120・・・・とテンポをあげてみましょう。


次回、スティック練習レッスンです。

譜面台、ゴム板、スティック、忘れないようにもってきましょう。




〈Amabile〉


久しぶりのレッスンで、人見知りが蘇ってきてしまいましたね!(笑)

もじもじしていたものの、お利口さんたち、とても静かに

レッスンが聞けました。^^


行事の歌「こいのぼり」をやりましたね。

一年に一度しか出番のない小さいこいのぼりを、この日持ってくるのを忘れて

皆に見せてあげれず残念でしたが、

あんな絵で「あ、こいのぼり」とわかってくれて、よかったです(;_;)


毎年歌う行事の歌ですので、来年こそは!大きな声で歌えるようにしていきましょう。


さて、レッスンでお話しましたが、中間期発表会ではAクラス単独での歌と合奏の

発表があります。そろそろ歌もしっかり声を出して行けるようにレッスンしていきます。


まずこの日習った新しいこと。4拍子と3拍子。

難しいことは抜きにして、音楽の中には、1,2,3,4と進むものと

1,2,3と進むものがある、ということをわかることを拍子理解の第一歩とします。


1,2,3,4 そして 1,2,3の「1」を意識して動ける(リトミック要素)というのは

音楽上とても大切なことです。幼児のうちに、身体にリズムを馴染ませていきます。

おうちで音楽が鳴らして、1,2,3,4が言えるか、または1,2,3が言えるか、

足踏みや手拍子を練習してみましょう。


「こいのぼり」で3拍子の「うん たん たん」を練習しましたが

△のリズムはなじみが薄く難しいものです。なれていけるように、次回も

3拍子の歌をやりましょう。「うみ」を歌いますので、予習しておきましょう。


有名な歌なので、沢山参考動画があるかと思ったら、

あまり良いものがなく・・・・とりあえずこちらで曲の感じを

掴んでもらえたらと思います。^^


次回は元気いっぱい、レッスンをしましょうね!


KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。