レッスンログ 5月18日

街路樹が赤や黄色に色づいているのを見つけると(運転中ですが)

あぁ、今年も秋がきたなぁ・・・さて、KANADEもそろそろ秋の歌だな。

と思うようになりました。^^


今年もMaestoso、Cantabile、Amabileそれぞれ

季節の歌を歌います。秋を感じる何かを見て、触って

イマジネーションを高めていきましょう。


さて、今週のレッスンログです。

〈Elegante〉


「遠い日の歌」に入りました。

二分音符がほとんどなので、打ちやすく簡単に感じたのに・・・

音出ししてみて、イマイチだったのを子供達自身が感じているようで

悔しいお顔をしていました。

「もう一回やりたい!」とジタバタし、口々に言う子供達。


はい、かわいい。



まず、打つ力が強すぎる子、弱すぎる子、と2パターンいて、

なかなかちょうど良くいかないところがもどかしいところ。

クラスで「家ではマラカスを使って練習をしている」という子がいました。

マラカス!!!!そうそうそう!マラカスがいいですね!!

教えてくれてどうもありがとうございます!!!目からウロコ!


マラカスは中身(マラカという植物の種)を「シャカッ」とひとつ

音を鳴らすことが難しい楽器です。

この中身「シャカッ」が打点にくるタイミングと、ハンドベルの振り子の感じは

非常に良く似ています。

おうちにマラカスがある子は、それで練習するとだいぶ感覚がよくなると思いますので

ぜひ試してみてください!握りもちょうどいいです。

おうちにない子は、マラカスすごく安価($5~)に手に入りますので、

購入してみてください。忘年会の余興にも使えます。(?)


この曲は楽譜の尺と一緒の音源がありますので、おうちで流しながら練習してみると

いいと思います。とにかく右左のタイミングだけはおうちでさらってきましょう。

それ以外のこと、奏法だったり、音の大きさや、鳴りなどは

レッスンでしかできないことです。


子供達に同じことを話しています。

「おうちでできることはなんだろう?」


・楽譜を読んで、タイミングが合うように手を練習する。

・頭でいつも「1と2と3と4と」と、八分音符を入れてカウントをする。

・自分以外のところでボーっとしない。


と、挙手して答えてくれています。


伸ばす音符ばかりだからこそ、お友達と合わせるのが難しい。

つまり、同じタイミングで打つためには頭の中のカウントを8人全員が

揃えるしかないのです。数える癖をしっかりつけて、演奏に慣れていきましょう!


「遠い日の歌」引き続きやります。先週よりも良い演奏ができるよう、

準備してきましょうね。^^



〈Cantabile〉


元気いっぱい、歌うことに対してとても自信に満ち溢れたCクラス。

この日も大変意欲的にレッスンに臨んでくれましたね。^^

先週、歌うときのお顔の話をしましたが、今週は皆それを意識して

歌うことができてとても素敵でした!


さて、その上手になってきた歌。

今は「ひとりひとりがしっかり声を出して表現ができる」という地点に

立っています。ここまで持ってこれただけでも大変に素晴らしいことなのですが、

もっともっと、皆の良さを引き出して、聴いている人たちを感動させられる

音楽を作っていきたいと思っています。^^


次のステップは、「その良い声のまま、音程感を合わせていく」が目標です。

以前、「音楽は彫刻と似ていて大きいものを削っていく感覚」とお話ししたことが

あると思います。まず、f(フォルテ)を出せることが第一条件。

大きい怒鳴り声ではなく、大きく朗らかな歌声が出せるようになること。

これは今クリアできました。今、丸太を切り出したところです。


次は削って形を整えていく作業。バランスも大事です。

ただ自分勝手に大きい声を出せばいい、を卒業して、「皆と歌っている」感覚を

身につけていきます。


まず、おうちでできることは、これはいつも通り、

・譜読み

・歌詞読み(覚え)

・ソルフェージュ(歌えていない箇所、特に)

です。

レッスンでやることは、この家での土台があることを前提(自信!)として、

周りと一緒に音楽をすること。

レッスン内でしかできない学びを大切にしていきましょう。


「Jump!」録画しました。

まず着目していただきたいところは、子供の表情。自信をもって出している声。

素晴らしい!

この時点での達成を大いに褒めてあげてください!

そしてこの状態を覚えておいていただきたいと思います。

まだ荒いところが多い合唱ですが、

ここから磨きをかけて、美しい響きにできるようレッスンで仕上げていきます。^^


そして、11日の課題だったアルトのソルフェですが、まだまだ

完璧でない子が多いようです。

61小節目の「あの空へ Jump!~」のところから音源を作りましたので

Googleドライブでシェアします。

それに合わせてソルフェージュ、その後歌詞で歌えるように

音をとってきてください。


次回は新しい歌に入ります。「村祭り」です。

こちらの音源、参考になさってください。

Cantabile用にアカペラアレンジで私が書いたものを使いますので、

こちらの音源とは楽譜は違います。(次回配布します。)


村祭り、といってもNZ生まれの子供達にはイメージが沸かないかと思います。

おうちで何か参考になるものなど、見せてあげてください。^^



〈Dynamico〉


今回のDクラス、大変よく集中して頑張りましたね!偉かったです!

こうして少しずつでも、レッスンに集中できる時間を10分、15分、と

増やしていくトレーニングをしていきましょうね。^^


さて、ドラムスティックレッスン、前回よりも随分と持ち方が良くなっている子が

多かったです!素晴らしい。

持ち方、基本の四分音符、八分音符、ここさえ押さえればあとは応用です。

良い癖がつくように、続けて練習していきましょう。


この日は、小さなグループに分けて、ローテーションで同じリズムを叩いていく練習を

リズムパターンを変えて取り組んでいます。

一人で練習するときと何が違うか、「アンサンブル演奏をする」ということは

自分勝手ではいけない、ということです。


まず「拍をしっかりカウントすること。」


これがとても大事です。子供ですから、自分の出番がないところはボーッとしてしまうし、

出番が終わったらまたボーッとしてしまうし、それは普通。

でも皆は音楽を学んでいますから、曲が始まって、終わるまで集中を切らさないこと、

いつもしっかり拍をカウントすることを忘れないようにしましょう。

曲はたった2分、長くて4分、だと思ってください。

この間を神経集中する訓練、をしていきます。


数えていれば、絶対に入り忘れることはありません。

Eleganteのクラスのログにも書いていますが、

4拍子であれば、「1と2と3と4と」

3拍子は「1と2と3と」

など、八分音符を裏で「と」とカウントすることでリズム感は断然よくなります。


Googleドライブでレッスンの様子を録画したものをシェアします。

叩き方だけでなく、グループで叩いた時の音が揃っているかどうか、

よく聞いてみてください。粒が揃っているグループ、大変立派でしたよ!^^


このレッスンではスティックは次回からやりませんが、

このままDクラスはずっとスティックとマットを貸与します。

レッスンでやらないから、と仕舞いこまず、遊びの一貫でいいので

スティックに触る、叩けるよう、手首を柔らかくする運動だと思って

日常に取り入れてみてください。


Change Upは1,2,3そしてAdvanceまであります。

Advanceまでいって、テンポをゆっくり→早く していくだけでも

プロと同じ練習になってきます。スティックと仲良くなれるといいですね!


Dクラス、次の曲に入ります。Emailでお知らせしましたとおり

「エルクンバンチェロ」です。楽譜に沿った音源ができましたので

Googleドライブでシェアします。


冒頭2小節目~6小節間(Aの前まで)はピアノのアドリブソロなので

音源に音を打ち込んでいません。カウントだけ入れています。

Aからラテンパーカッションが8小節入り、Bから鍵盤が入ります。

まずは、鍵盤の譜面と音源を照らしあせてみてみましょう。


ソルフェージュするところは、まずはCです。

(これができてからBに戻ります。)

ミララララララララ ドラ!

と歌えるようにしてきてください。

そして、だいぶ余裕をもって歌えるようであれば

もちろん鍵盤ハーモニカに積極的にチャレンジして欲しいと思います。^^


同じ音が続くときは、指は必ず「置きっぱなし」です。

タンギング「TU」を頑張りましょう。


前回のログでもお話ししましたが、今回の打楽器はオーディションです。

やりたい子が自分で楽器を選んで立候補して欲しいと思います。

が、もちろん鍵盤が先です。

家で鍵盤+打楽器を練習する余裕(と決意)があるのか、ないのか、を

自分でちょっと考えてみようね、と子供達には話してあります。


二兎追うものは一兎も得ず、と言いますように

なんでもかんでもやたらめったらに手を出す、というよりは

確実なひとつを身につけることが私は大事だと思います。

ただし、子供のやりたい気持ちを応援したい気持ちはもちろん

たっぷり持っていますので!!!

一兎つかまえました!(*´∀`*)という子は

どうぞ二兎目を追ってください!と思っています。^^


Cができれば、この曲は半分以上できたも同じ。

頑張って取り組んでみましょう。^^



〈Amabile〉


音符や休符をたくさん覚え、読めるようになってきたAクラス。

新しい発声練習にも、意欲的に取り組めましたね!

上のクラスがやっているので、いよいよ自分も、と意気込みを

感じた子も多かったのではないのでしょうか?^^


Cクラスでは手をつけながら音程感の練習をしていますが、

口と手が一緒に動かせるほどまだAクラスは慣れていませんので

まずは発声だけ、声にだけ集中させます。


目標は

「一点C~二点Dまでの音域を正しい音程で歌えるようになること」

です。^^皆のかわいい歌声がもっともっと朗らかに、明るく

良い声になるよう練習していきましょうね。


発声した後は、やまびこさんがいつもより上手でしたね~。

そして、「うみ」は先週よりも格段に上手になっていて、びっくり!

おうちでたくさん歌ってきてくれたんだな~という子、すぐにわかりましたよ!^^

大変すばらしい!はなまる!!


Term2に入ってから3拍子に慣れるレッスンをしています。

二分音符「たーあー」を使って、三拍子の合奏にもチャレンジしていますね。

まだたったの数回ですが、とても上達していて大変誇らしいです。^^


以前お話ししたように、子供にとっては伸ばす音符は難しく感じるものです。

待てない、次叩きたい、と、なってしまいますが

Aクラス大変優秀で、多くの生徒が拍を待てています!すごい。


トライアングルを使った、伸音の練習をしましたが、ギュっと握って音を止めるのが

なかなか難しいですよね。今回トライアングルにならなかった子は

次回必ずできるように割り当てますので、楽しみに待っていてくださいね。


ということで、次回の曲は「やまのワルツ」を歌いましょう!

小鳩くるみさん!懐かしい!!!

美しい声ですね。あ、白雪姫の吹き替えも小鳩さんですね。


次回も楽しく音楽しましょう!


KANADE Japanese Choir Auckland

声を合わせて歌うこと、 それは心を通わせ音を紡ぎだすこと。 美しい音楽にのせた言葉は 大人になっても 心に生き続ける。