レッスンログ 8月17日
冬とは思えないほどあたたかい一週間だった8月第3週でしたね。
気温は高いものの、風邪がとても流行っているようですので
どうぞ皆さんご自愛くださいね。^^
さて、レッスンログです。
〈Elegante〉
とても大きな進歩が見られました!!!!!
先週一週間、ベルの練習によく励んでくれたことがわかる
良いレッスンになりました。頑張りましたね!!!^^
特に1クワは、10日のレッスンに比べて大きく飛躍しましたね!
この調子で、迷いのない演奏ができるように練習を続けてください。
2クワ、最初から大変よくソルフェと振り練習ができていましたが、
慢心することなく練習をしてくれた真面目な生徒達の努力の結果、
余裕が生まれ、今回のレッスンでのCの旋律の繋ぎは
見事な演奏となりました!大変素晴らしかったです!
音楽は頭に音、リズム、身体に振りが入るまでが、第一関門。
大変と感じるかもしれませんが、それが一通り身に付けば、
あとは表現する喜びや楽しみで溢れていきます。
最初の踏ん張り、あと一息ですので、7人全員が足並みを揃えられるよう
頑張りましょう!
1クワ
Bからはだいぶ安定してきましたので、タイミングをお友達と合わせられるよう
自分と譜面だけの世界から解脱できるようにしましょう。
Dからは3人+1クワから持ち替えで一人入り、4人になります。
4人ともそれぞれいっぱいいっぱいな様子が見られますので、
強化していきましょう。4人が同じテンポで1とと・・を口ずさめないことには、
打点が合っていきません。
正しいリズムの箇所で打つ、いつでも頭の中に
「1とと 2とと 3とと」がある状態をクセづけたいので、
家での練習は必ず口でカウントを取りながらやってみてください。
2クワ
上記のとおり、Cからの旋律の繋ぎは大変素晴らしいです。
1クワだけ伴奏合わせときなど、私が何も言わなくても
3人集まって自主練ができるほど、志の高いチームです。
36小節目(Eの1小節前)の繋ぎ、そこから流れる旋律が特に緊張して
失敗してまうようで、「もっと頑張ってくる!」と自分たちで
話していました。立派!^^
ということで、だいぶ完成に近づいていますので、このペースで
ルーティーン練習を大事にしていきましょう。
〈Cantabile〉
「アイノカタチ」を本格的にレッスン開始です。
皆の歌唱力はとても向上していて、美しい響きではあるのですが、
楽譜を無視して歌う子が大変多いのが気になりますね!
全員、まず「楽譜をよく見て練習する」クセをつけましょう。
楽譜は、歌詞カードの役割ではありません。そこには正しい音、リズム、
どこでブレスをするのか、ダイナミクス(強弱)はどうなのか、表現方法まで
記されています。楽譜とは、「どう演奏するか」の答えが全部書いてある、
まるで参考書の最後のページ(回答集)のようなもの。
見ないで歌えるようになるまでに、もっと頭に入れるものがたくさんあります。
暗譜、というのは歌詞を覚えることではなくて、
頭に楽譜が全て入っている状態を言います。
「わんぱくマーチ」に比べて、「アイノカタチ」のほうが
耳だけに頼って音を取っているようです。
メロディーの美しい曲を歌うときにありがちなことで、
中高生を教えていても同じことがよくあります。^^
しかし、KANADEの子達はちゃんと音の読み方を習っていますね。
リズムの読みも、幼児クラスから習っている子がほとんどです。
耳でだけ音を取っていたら必ず限界がきます。
カラオケではありません。音符がどう移り変わっているのかを見て、
次の音が高いのか、低いのかを理解して声を出す。
上手になるために必ず必要な、大事な一歩です。
おうちで練習するときは必ず楽譜をまず開くように。
これをクセづけましょう。
ソプラノ
上記のとおり、耳から入っている子が多いため、ところどころ雑な
歌い方をしていますね。せっかく上手に歌えているのに
もったいない!ということで、丁寧に歌うよう心がけましょう。
音自体はよく入っているので、表情を柔らかく歌っていけるよう
練習していきたいと思います。
そのためにはまず、「口を大きく開けて」「大げさだと思うほど発音する」
例えば、Bの「きーっとずーっと・・・」のあたり、だるく聞こえさせないようにするには
「きーぃっと ずーぅっと、きょうより もーぉっと」と、伸ばす音(ー)に
母音を意識するように、と指導しています。同様に
「きっとすきまをつくってしまうね」、これも
「きーぃっと すきまを つくーぅって しまーぁうね」
など、リズムの形に母音を当てはめて歌うように練習していきます。
そしてソプラノさんは音取りはだいぶ余裕がみえてきていますので、
ダイナミクスに注意して歌えるよう、楽譜を見ておきましょう。
アルト
美味しいお団子のお話をしました。
大きすぎるお団子、小さすぎるお団子、いびつなお団子、
なんか美味しくなさそうな色のお団子、硬いお団子、
これらを刺して作ったお団子は、美味しそう、食べたい、って思う?
と聞いたら、「丸くてきれいで、形の揃ったお団子が食べたい」と
皆言いました。
そうなんです。パートの皆それぞれが、まぁるい可愛い綺麗なお団子に
なってほしいんですね。
誰か一人だけ大きくても、小さくても、綺麗に聞こえない。
違う音だったらチグハグで、せっかく綺麗なお団子があっても棒に指したら
きれいじゃなくなっちゃうね、と、こんな例を話しました。
7割の子が音がだいぶ取れています。音が取りきれていない子は
ソルフェを頑張りましょう。ドレミファソラシドの音階列で、高低を
しっかり捉えることで、絶対にコンプリートできる課題です。
ハーモニーの箇所を特に丁寧に楽譜を読むこと。
合奏選択の子が多く、楽譜を読む力がありますので鍵盤ハーモニカの譜面を
読むように、ハンドベルを読むように、できない箇所、苦手な箇所は
音符を抜き出して音をクリアにしましょう。
この「アイノカタチ」は編曲時に、どちらのパートも旋律を歌えるように
考えて書いています。旋律を歌うときはは自信を持って、聴いている人に
気持ちが届くように、心を込めて歌いましょうね!
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そろそろ合同合唱の曲にも入っていきます。
「童謡メドレー」は
1)はるがきた
2)あわてとこや
3)われは海の子
4)村祭り
5)冬景色
の5曲で編曲しています。Amabileはもう童謡メドレーに入っていますが
Cantabileはこの曲の旋律を主にリードして歌っていきますので
おうちで曲を聴くことを始めてください。
↑メドレーでは1番だけ歌いますので、メロディーがわかればOKです。
本当はNHK「にほんごであそぼ」で
おおたか静流さんが歌う「あわて床屋」がいいです。
当然ないので、↑の動画を貼り付けますが、映像が子供にわかりやすい、というだけです。
歌はあまり参考にしないでください。(
歌の参考はこちら↓の動画をご参照ください。
KANADEのメドレーでは、原曲の1,3,5,6番を歌います。
Maestosoは1,3番、Cantabileは5,6番、Amabileは「チョッキンナー」のカニさんです。
メドレーでは1番、3番です。3番は前半をピアノが旋律、ハーモニーを
Maestoso/Cantabileで歌います。
1番をMaestoso、2番をCantabile/Amabile、ハモリがMaestosoです。
美しい一曲、綺麗に歌えるよう練習しましょう。^^
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ここに「村祭り」は入れていませんが、中間期でやったとおりです。
中間期のビデオを見返してみてください。
〈Dynamico〉
頑張りましたね!えらいです!
今回のレッスンでは、悔し涙を流した子もいましたね。
おうちで「もう完璧、もう絶対平気」と思ってた子、レッスンで皆とやったら
全然合わせることができず、何度も止められた。
なんでなの。悔しい!と思った子が多かったのでしょう。
その悔し涙は、必ず自分の糧になります。がんばれ、絶対できるよ!!
そう。この「もう完璧」というステージまで来る、練習が完成に近づいているときこそ、
基本に戻ることがとても大事。なぜなら、その奢りは「誰かに合わせて吹く」ことが
できない、自分勝手な演奏へと繋がるからです。
ほぼ全員がしっかり吹けています。
吹けているけども、自分のことしか頭にないので
指揮も無視、仲間も無視、「ぼくできるから。わたしできるから。」
で突っ走ったら合うものも合いません。
もう一人で吹くなら絶対できる、というステージまで来れた。
ここからが演奏力を上げていく勝負。
次のステージは「歌うように演奏する」ことです。
KANADEでは全員が合唱必修です。歌を仲間たちと歌うことで生まれる一体感や
ハーモニーを作るために周りを聴く力、これが合奏に大きく役立ってきます。
歌は何よりの基礎。息を吸って、吐く、歌声を出す。
鍵盤ハーモニカ(吹奏楽器)も同じ、息を吸って、吐く、音楽を奏でます。
もう吹ける、ということは全部歌で歌えるということ。
ここはp、ここはクレッシェンドをかけてfまで持っていく。
すぐにpに落として美しく歌う。
こういった表現が各パートたくさんあるはずです。
音源をかけながら、楽譜を見て、
ブレス位置、強弱、レガートなのかハッキリ吹くのか(アーティキュレーション)
全てをまず声で表現する、これを1回やって、
次に鍵盤ハーモニカで吹く、という練習方法を取り入れてください。
つまり、
①歌う
②吹く
を1セットで考えるということです。
そして、それを録音してあげてください。客観的に自分を聴くことで
先生が何を言っていたのか、お母さんが何を言っているのか、
すごくよくわかるようになります。
そして、オーケストラやホルンアンサンブル、などプロの演奏をBGMとして聴く。
どこを盛り上げて、どこを小さくするのか、叩き込む。
演奏に反映させます。
この日は、1st 2nd 3rdを一人ずつ集めたトリオを3チーム作って
それぞれ単独で演奏しました。(オルガンは全部に入りました)
チームごとに演奏することで、自分がミスしたら音がなくなる怖さも
感じたでしょうし、自分だけできても、誰かがミスしたら演奏が成立しないことも
わかったはずです。そう、誰かがいなくていい、ことなんて、無いんです。
緊張を味わいながらも、4人で一体になった響きを感じることができた
チームもありましたね。立派でしたよ。^^周りを聴くことができた。
ヘングレはピアノ伴奏がありません。音は自分達でつなぎます。
最初に話したとおり、一つずつの音を丁寧に、長く演奏すること。
Aはだいぶよくなっています。
Bは、3rdのカウントがいつもずれますので要注意。2nd歌って、美しく。
C、1stいいfが出ています。2nd3rd、ffを吹いてカウントをロストしています。
2ndはそのあとの旋律が毎回ずれます、要注意。
オルガン、指をギリギリまで保ってください。次の音に移るときに指を離さない。
Dに入ったら全員がバラバラで音楽にならなくなってしまいましたね。
メトロノームでしっかりカウントの練習をすること、
指揮は必ず拍を教えてくれている存在です。ロストしたら、次の1拍目を捉える。
これをレッスンでしっかり身につけましょう。
〈Amabile〉
順調です!リトミック、発声~やまびこにかけて、だいぶいい感じにできています。
二年目になる準備が整ってきましたね。^^素晴らしい。
「冬景色」、兄姉の皆が助けてくれているおかげで、
「歌おう」という姿勢がだいぶ見られるようになりました。
大事なことです。上の子に引っ張り上げられて上手になります。
上に兄姉がいない子達も、後ろに立っているのは自分のお兄さんお姉さんだと思って
頼って歌っていいんです。Cantabileの素晴らしいパワーをもらってください。^^
次回「はるがきた」を導入しますので、Cantabileで貼ったリンクを見ておいてください。
「The Waltzing Cat」導入の三回目を終えました。
だいぶ曲が馴染んできたようですね。^^
「にゃーお」の部分は、本番で私は言いませんので!!!
おばさんの声じゃなくて子供の声が聞きたいので!!!!(笑)
子供達自身が言えるように、まずはそこをコンプリートしましょう。
今回やってみて、この楽器にはこの子だな、と目処をつけました。
次回割り振りを発表し、いざ合奏練習へと入ります。
合奏練習は、それぞれの子供の真後ろにお母さん(またはお父さん)が
座ってもらいます。そして、配布した譜面に書き込みながら一緒に理解を
してもらいますので、膝の上で書き込みができるように
・蛍光ペン
・鉛筆または赤青鉛筆、ボールペンなど
・ファイルなど硬いもの(下敷き用)
を必ず用意してきてください。
そしてそろそろ、猫耳のご準備も各自お願いいたします。^^
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